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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
23/153

23、始姐に優しい迷宮

僕と始姐で底穴の迷宮と勝手に名前を着けている迷宮がある。


何で底穴と言うと初めに入って直ぐに落とし穴に落ちたからだ。

突然床が抜けて僕も始姐も落とし穴に落ちた。


「底穴の迷宮ですか」

「そう、あそこで宝箱でマジックバックを手に入れる。」

「始姐 そんな簡単に見つかりますか?」

「見つからないなら何回もアタックすればいいよ。さぁ、お弁当持って行こう」

僕と始姐は底穴の迷宮に行った。いつもの時短霧を使って。




底穴の迷宮に着いた僕と始姐は洞窟に入る。

中は広い。少し歩いて大きな扉の前に着いた

「ただの扉だと思うのに何だろうこの存在感」


ズドーンと目の前に洞窟のようなゴツゴツとした扉。


「ジェラルド。そっちじゃないよ。こっちだよ。」

始姐が僕を呼び壁に向かって指を指す。


「こんな所に何で扉が」

「さぁ?でも見たこと無い扉だよ。わくわくするね」


にししっと笑い始姐は岩で造られた扉を手前に引いた。

中に入れば薄暗く目を呼び細めて中を見る。

パタンと閉めれば辺りは真っ暗


「暗いね。」

「松明を持って来て無かった!」

「大丈夫だよ。ライト」

始姐が言うと僕と始姐の間に5個の光の球が現れる。


「家と同じぐらいの明るさですね。遠くも良く見えます」

「そりゃ良かった。ジェラルド冒険の始まりだよ。」


始姐は創造魔法で2本の杖を出した。水○黄○のご隠居さんが持っているあの竹の杖だ。


「これで地面を突っつきながら行こう」

コツコツと足元を確認しながらあるく

緩やかな下り坂に僕はあれと思った。

「始姐。ここ下り坂ですね」

「えっ。気が付かなかった。でも冒険者に優しい迷宮だね。」


始姐はニコニコ笑って歩く。


(いえ。気付いていますか 僕達の所は広いですが僕達の後ろは人一人分しか歩けない程狭いです

冒険者に優しいじゃなくて始姐に優しい迷宮です)



ここまで読んでくれてありがとうございます

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