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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
21/152

21、ポーションの作り方

始姐が作るポーションには3種類ある。

赤色のポーションは大怪我に

黄色のポーションは中ぐらいの怪我に

青色のポーションは小さい怪我に

作る過程は一緒なのに始姐が手を翳すと色が変わる。

手早くやらないと出来ない方法も有るけど始姐はならない。

始姐は時間を掛けてゆっくりと釜で薬草と魔法の水で煮込んでいく。

薬草は細かく刻んで潰して水に溶かす。

綺麗に溶かし込んだら後は焦げないように煮込む

ひたすら煮込む。

ドロドロになって少し水分が減ったらさらに越す

ザルで網目に越して出て来た水をさらにガーゼに越して容器に貯めた水を手をかざして紫から青色、赤色、黄色に色が変化する。

「本当にいつ見ても凄いですね。紫から色が変わるなんて」

「そう? 3種類ある時は同じ事を3回繰り返す。作る量によって薬草の量も変わるからはっきり言ってめんどくさいよ。」

「だったら中ぐらいにしたの1本に絞ったらいいのでは?」

「そうすると大怪我の時中々治らず傷痕も残る。それが嫌な女の冒険者がいるよ。少なからず。」

「だったら自分の力量でやればいいのでは?」

「自分なら出来ると思うんじゃ無い?そこで命散らすのも傷痕が残って生きてるのも」

「そんなもんですか。」

「きっとそんなもんよ。」

豆腐を絞る時のようにガーゼで最終越す。

手をを翳すとボワッと煙が出て1日から数日置くとポーションの出来上がり。

「僕達が冒険する時はポーションをいっぱい持って行きましょう!始姐。」

「そうだね。ポーションは沢山あってもいいからね。そうだ。マジックバックをどこかで調達しないと行けないね。ジェラルド。」

終始笑いながら作業をしていた。

小瓶にポーション液を入れて台の上に置いていく

「そのポーションは何に色に変わるのですか?」

「これは赤色に変わる。時間を掛けてゆっくりと変わる赤色は何日だったかな?」

「青や黄色も時間がかかるのですか?」

「青色は1日だよ。黄色も数日だったかな?」

「アバウトですね」

「そろそろかな?って行くと出来てる。さて、蓋を閉めるか」

小瓶の蓋を1個づつ閉め棚に置いていった。

「さて、家に戻るか。これからはポーションでの変化だからね私が出来るのはここまで」

「では、帰りましょう。今日はビーフカレーです。」

「ビーフカレー!パンを焼こう!まだ強力粉は有る。ジェラルド行くよー」

ゆっくり歩いてジェラルドと始姐は家に帰った。

ここまで読んで下さいましてありがとうございます。

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