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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
140/149

140、ゼウス達の失敗

今日は、今日とて、畑に行きます。

鍬を持って。


始姐の最近の流行りは畑です。

何処まで持つかな~?

3ヶ月?。3年?。

でも、自分達の食いぶちぐらい自分達で作らないとって言ってましたけど、大丈夫かな?

最近マリリン達と遊んでないし、ゼウス共会ってないし………

心配だ。


その心配が適中しました。

畑の野菜が傷だらけ、そんでもって仁王立ちの始姐にゼウス筆頭にマリリン達が頭を垂れている。


「何したんですか?」

「良く分からんが、ゼウス筆頭にマリリン達が鬼ごっこしててな、畑に入り踏み荒らしてしまった処をバッチリシロエに見られて怒られている処なんだ。」


あ~……そう言う事ですか………

うん。大きな足跡に傷付いた野菜………

ハハハ

「このバカちんどもが~」

僕はついつい拳骨でバチコーンとゼウス達の頭に雷を落とす。


『ジェラルドこれには訳があってな』

ゼウスが言い訳をするが、ジェラルドが一言

「お黙り!!」

と言って空気に電気が走った様にビリビリする。

ジェラルドの説教タイムの始まる

ゼウス筆頭にマリリン達が『助けてくれ』と視線で訴えて来るが、気付かない始姐。


嫌。気付いてる。

あの顔は、気付いているのに知らんぷり。

でも、始姐。畑のど真ん中でテーブルと椅子を出してお茶をしないで、シュールだよ。


「話合い終わった?」

あっ、何もなかった様に聞く始姐。

「シ、シロエ~!」

「始姐~。始姐も始姐ですよ!。ゼウス達を怒る時は、ちゃんと怒らないと!」

「あっ、嫌~。また作ればいいと思って………」

「お黙り!!」

「だいたい始姐は、ゼウスに甘いのです!歳三も斎藤も丞も………」

畑のど真ん中で正座する始姐、歳三、斎藤、丞とゼウス筆頭にマリリン達は「何で、俺達も?」って顔をしながらも頭を垂れて「すいません」とジェラルドに謝った。


ジェラルド、それくらいにして上げて、始姐のHPは殆んど0よ。


「はぁ~。もういいです。始姐も歳三も斎藤も丞も」

始姐、歳三、斎藤、丞の顔がパァァァと顔が明るくなった。

「ただし、ゼウス達はダメです!」

『何故だ?』

「始姐がせっかく作った野菜がダメになったから!」

たかが野菜。されど野菜。傷物でも胃袋に入ってしまえば一緒なのに。

ジェラルドにとっては()()作ったかによる。

『ぶれないな、ジェラルドは………』

始姐loveのジェラルドに思いっきりため息を付いたゼウス達だった。

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