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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
132/149

132、第一関門突破

安定している。今のところは。

沖田総司の新たな身体を作り始めた始姐。そのまま成長させていく。

「第一関門突破だな。ふぅ」

大きな試験管をチラリと見て、研究室から出で行った。



家に帰ってきてら近日の情報をほうれんそうをしながらきく。

(沖田総司)は起きたか?」

「いえ、まだ眠ったままです。今、歳三と斎藤と山崎が行ってます。」

彼奴(沖田総司)労咳(ろうがい)だろ?行っていいのか?」

「皆さんマスクをしてますから」

「マスクねぇ。………お茶にしよう」

始姐は考えるのを放棄した。


始姐とジェラルドは、部屋の奥にある絨毯がひいて硝子のテーブルの上に大福と緑茶と土瓶を置いた。

「大福だ~!」

「はい。今日は、緑茶に合うお菓子を作りました。」

ジェラルドの作る料理や和菓子、洋菓子ほ本当に美味しい。ついつい食べ過ぎてしまう。

大福を頬張り食べる。

「ん~!つぶあんがおいしい。」

「後、おはぎにケーキに甘い物いっぱい作りましたよ。」

「わーい。やったー!」

手放しで喜んでいた始姐の後ろに歳三、斎藤、山崎がいた。

「陛下いつ帰って来たのですか?」

「なーにが、陛下だよ。白々しいぞ!!」

本気で怒る事もしないか歳三は、始姐のおでこにデコピンを一発入れて、何事も無かったように久々に、大笑いをした。

鬼の副長は何処に行ったんだ?

今は仏の副長だね。といったら斎藤、山崎は大笑いし

「それはない。ない。副長が仏の副長にはならん。どんなことがあっても副長は鬼の副長だよ。」

「ふーん。そんなもんかね?」

「そんなもんだよ」

そんな事を言って大福を頬張る始姐。

もっ、もっ、もっ、と食べる。

甘さ控えめでついつい食べすぎてしまう。

歳三も斎藤もジェラルドの食事を食べる様になってから、体重が、増・え・た。

なのに始姐だけは、体重がそのままで変化なし。歳三と斎藤の「何で?」と声が響いた。

何で、始姐の体重は増えないんだ?と歳三が聞いてきたので、始姐は、

「朝、朝食前に薪割りから始まって、薪割りが終わったら、氷室にある氷を取りに行って、ついでに食材も。ストーブに薪をセットしてから火を付けて鍋をセットしたら氷を砕いて、肉も一口大の大きさに切って鍋の中に入れて煮込む。灰汁が出てきたらお玉で取って塩コショウと醤油で味付けてして皿に盛るの事しかしてないよ?」

「朝から薪割り………」

「ハードだな。昨日の内にやらないのか?」

歳三と斎藤が聞いてくる。

「?。やらないよ。薪割りも身体を動かす準備運動みたいな物だこら」

歳三と斎藤はこそこそ話ながら「俺達もやるか?」と話をしながら帰ろうとしていた。

「あっ、ちょっと待って、」

「「?」」

「歳三も斎藤も沖田総司が寝ている部屋に行ったんだろ?これから入らない様に。山崎が許可しない限り入らない様に。」

「私ですか?」

山崎がビックリした。

「そう。山崎は医者としての知識もあるだろう?こちらは殆んどないんだ。基本魔法で治しちゃうからね。」

「それじゃ………」

「無理だね。」

キッパリと否定する始姐。

「そう、なんだ。」

彼らが聞きたかった言葉は、「総司も魔法で治せるのか?」だった。

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