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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
131/149

131、ジェラルドの夢

最近僕は、夢を見る。

始姐の後ろをついて歩いてる。

いつも一緒。

何処でも一緒にいるのです。

だけど、振り向く始姐の顔が霞がかかったように見えません。

始姐は笑って僕に話しかけます。

先に行っているのが、土方歳三、沖田総司、永倉新八、斎藤一、原田佐之助、山崎丞もいます。

次第に霞が広がり、僕1人で立ちすくします。

そこに現れるのはいつも同じ笑顔の男の人。何故分かったかって?。そんなの決まってないじゃん!胸の成長が止まってしまった人かもしれんよ?

名前も年齢も分かりません。

髪が長いので伸ばしてる事は分かります。

髪の色は、始姐と同じ白銀髪。

龍の服を来て、その外にもう1枚ドラゴンの服を着ているとは………でだれですね。

腰には長剣を刺しています。

だけど、敵ではない事は分かります。

少しずつ輪郭が見えてくるのですが、そこで夢は終わります。

「あれは誰だったのでしょうか?」

「ジェラルド、起きたか? 少し(うな)されていたけど嫌な夢を見たのか?」

僕の視界に飛び込んで来たのは始姐の心配する顔だった。

いる。ここに始姐がいる。良かった。

ほっと息をつく僕に関係無しに山崎が始姐を呼ぶ声が耳に入ります。

行かないで。始姐!!

思わず始姐の服の袖を掴みました。

「ん?大丈夫だよ。私は何処にも行かないよ」

優しく微笑む始姐の顔にあの男の顔が浮かびます。

「しばしもう一度眠れ。3時のおやつの時に起こしてあげるから」

そう言うと始姐はアイテムボックスから大きなぬいぐるみを出しました。

「大きいですね」

「スライムのイムちゃん。今命名してが、どーせすぐに忘れるからスライムで覚えておいて」

「はい。ありたがたく使わせて頂きます」

イムちゃんってスライムからスラ取って残った方の名前だね。

僕はイムちゃんを枕替わりにしてもう一眠りをした。

睡魔は自然とやって来て僕は、夢を見ずに深い眠りに落ちた。


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