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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
129/149

129、山崎丞

沖田総司が、目を覚ます間にもう1人稀人がやって来ました。

ゼウスさんに咥えられて

彼は、監察の山崎丞。

ドサリと始姐と僕、歳三、斎藤の前に落とされました。

それも意外と高い位置から。

「本当に来たよ」

と、始姐はポツリと言ってました。

始姐は来ている事は知っていたそうです。

「何で教えなかった?」

歳三が始姐の胸ぐら掴んで言ったら、始姐は、こっち(沖田)の方が先だったからすっかり忘れていたよ。ハハハって悪びれもなく豪快に笑ってました。

優先順位をつけたそうです。

「お風呂が有ります。そのゼウスさんのヨダレまみれを何とかして下さい。」

生臭い。

山崎丞からゼウスさんの生臭い匂いが鼻につく。

ちゃっと風呂に案内して、魔導式洗濯機に忍び服を入れて標準コースで洗います。

やり方知っていますよね?

始姐ですらやってますよ。

たまに洗剤の量間違えて大変な事になるけど………。

風呂から上がった山崎は、タオルで身体を拭いて茶色の着流しを着て始姐、歳三、斎藤がいるダイニングに連れて来ました。

席について冷たいお水を出します。

蛇口からではありません。アルミ缶に氷を入れてナイフで砕いて溶けだした冷たい水です。

「毒は入ってません。飲んでも大丈夫ですよ」

僕がニッコリ笑っていると山崎は、コップを持つと喉を鳴らしてお水を飲んだ。

水を飲み干して一息ついて目の前の歳三と斎藤を見て、山崎が

「お久しぶりです。土方さん。それと斎藤さんですか?。」

「久しぶりだな、山崎。」

「久しぶりです。山崎。」

「で、こちらの児童と青年は?」

「「俺達を助けてくれて第2の人生をくれた人だ(です)。」」

「処で斎藤さんはなんで女になっているんですか?」

「カクカクシカジカで、説明するのが大変なんだ。こう言うもんだと受け止めてくれ」

「はぁ」

「ちなみに俺達の上司は、姐さんで、ジェラルドさんは姐さんの右腕。」

山崎が始姐を見て、

「は?この餓鬼が?」

と言って始姐に指を指すとつかさずバチコーンと大きな音が当たりを響き後頭部を手でさすりながら(うずくま)る山崎。

「ジェラルド」

「はい」

「ボンドガールを作ってくる。後は任せていい?」

「はい。勿論」

僕はお盆を身体の後ろに隠して始姐に一礼をしました。

「後、金槌があるからお盆直して置いて、ね?」

「はい♪」

僕にそう言って始姐は部屋を出て行きました。

「シロエは何処に行ったんだ?」

「ボンドガールと言ってました。沖田の身体を作るのでしょう。今の身体では、足手まといでしょう。ただ、上手くいくか分からないそうですが。」

僕は言うと歳三も斎藤も難しい顔をしてます。



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