124、早く言ってよ~
始姐が風邪を引いた。
体温38.8分。
良く体温計が有りました。
でも、始姐は体温がいつも高いので、ケロッとしてます。
熱が出るとなかなか下がらない達の悪い熱です。
「お粥を作って来ました~って、ちゃんと寝てて下さい!」
窓を開けて外を見てる始姐。
あんた熱あるんでしょ?
薄着で窓を開けない!!
歳三も斎藤も注意して下さい!
な、何ですか?
その全てを諦めた目は?
取り敢えず、一緒に遊んで疲れさせれば勝手に寝てくれます。
ファイトです!
「始姐。」
「何~?」
僕は気になった事を聞きます。
時空はどうなったか?
本人曰く「大丈夫~」だそうです。
何が大丈夫何でしょうか?
絶対にと言う言葉はこの世に無いのですが、確実に何か起こります。
え?。何で分かるんだ?と・・・
いつも始姐を見ているからです。
それ以外何も有りません。
「あー………」
「どうかしたのか?シロエ」
「空を見上げて何かあった声だな、姐さん」
「次元が動き出した。」
「「「え?。………え~~~!」」」
なんと言う事でしょう。
今になって次元が動き出すとは!
何とかして下さい。始姐
えー、無理?
無理じゃなくて………もしかしたら山崎丞かもしれませんよ。
えっ?それは分からない?
ランダムだからって、そんなゲーム見たいな事言わないで下さい。
仕方がないです。
「多分ね。それに山崎丞なら自力でここに来るだろう」
多分って………。
そうですね。新撰組の監察の山崎丞なら自力で何とかやるだろう。
「おいおい。知らない土地でどうやってここに来るんだ?」
歳三がともっともらしい事を言うが、斎藤が伝令とかをおろせばとトンチンカンの事を言い出す。
「大丈夫だよ。きっと」
これまた、始姐もトンチンカンの事を言い出した。
「始姐、お粥を食べて寝ててください。」
分かった。分かった。
ベットを椅子変わりにしてテーブルに乗ったお粥を食べる始姐。
大丈夫です。
どんぶりいっぱいに作りました。
お代わりもありますよ。
ハハハ
どんぶり2杯ペロリと完食して、ベットに潜り寝てます。
早っ!
「山崎かなぁ?」
「分かりません。が、山崎なら自力でこちらに来るのでは?」
「だ・か・ら、初めての土地で出来るか?斎藤」
「山崎なら出来ます。」
斎藤は山崎を信頼している。
出来て当たり前だと思っている。
「大丈夫だよ。」
「「「始姐?」」」
「新撰組はこちらの世界に来た時は歳三を探すようにしておいた」
「早く言って下さい」
「忘れて………いた………。すま………」
寝息を立てて寝始める始姐に
歳三、斎藤は苦笑いをした。