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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
118/149

118、何だそりゃ?

ジェラルドにとって世界がどうなろうと知った事では無い。

「始姐様と僕」の世界が一番なのだ。

勿論、俺や斎藤一も大事だが、優先度は始姐様が一番大事。

始姐様が笑えと言えば笑うし、始姐様が悲しめば、悲しくなる。

全ては始姐に始まり始姐で終わる。

助けてくれたあの時からジェラルドにとって本当に神より神様なのだ。

だから身の回りを世話をする。

始姐も始めは「やらなくて、いいよ」と丁寧に答えていたが、余りにも悲しい顔をするので、今は世話をされている始姐に、ニコニコ顔で満足しているジェラルド。

俺も斎藤も飽きれ顔だが、ジェラルドを信頼している。


剣術よりあらゆる物を武器として使うのが上手い。


誘拐されてから剣術よりもあらゆる物を武器として使う事の方にシフト変更したのだ。

守られてる僕じゃなく、始姐様と一緒に戦う僕になりたくジェラルドは、必死で覚えて身体に叩き込んだ。


普段は始姐の後ろに隠れているが、始姐曰く、「一番強いのはジェラルドだと思う」とポツリと小声で言っていた。

ジェラルドはジェラルドで「僕なんて弱いですよ。始姐見たいにマスケット銃を思い通りに操りするなんて出来ない」と謙遜していた。


俺から言わせればどっちもどっちなんだが。


斎藤も女の身体になれて今じゃジェラルドと稽古している。

だが、ジェラルドにはまだ勝てない。

ちなみに俺も勝てなかった。


「いろんな物で戦うから物が無ければどうする?」と感じで稽古したら剣術を使っていた。

(マジかよ!?)

と内心で思っていたよ。

剣術の腕も上げて、始姐の言う通り強かった。

しかも刃を潰した真剣でやるんだから、まぁ、新撰組でも刀に慣れる為に刃を潰した真剣でやったこともあるけどな


ジェラルドにこの戦い方を教えたのはシロエだ。

「こんな戦い方が有るんだよ」って教えていたよ。

引き出しが多いシロエだ。

それを物にするジェラルド。

本当に始姐、始姐、始姐だな。

始姐LOVEです。

ご馳走さま。


そう言えば始姐は「カポエィラ?」って言う物もあるよって言ってた。

「カポエィラって何だ?」

って聞いたらニコニコ笑顔で

「分からん」

って………何だそりゃ?。

(シロエよ。シロエが、分からないなら俺達も分からんよ。何でそんな何でも知ってるよねって顔をするの? 俺、幕末時代の人間よ?)


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