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こうして僕は万引き犯になった  作者: 逆無寛彦
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「ストローとおじさんと僕」

「ストローとおじさんと僕」

 夢を見た。目前には一人のおじさん、動かずこちらに背を向けている。生きているのか、死んでいるのかも分からない。上半身は服を着ているが、下半身は裸。そして僕の右手には何故かストローがあった。そこで僕は何を考えたのか、そのストローをおじさんの尻に差し込み、息を吹き込み始めた。すると、どうだろう。おじさんが風船のようにみるみるまん丸に膨れあがっていくではないか。ストローを引っこ抜くと空気がプシューと噴出し続け、次第に始めと同じ体格におじさんは戻っていった。

 そこで僕は再びおじさんの尻にストローを差し込み、息を吹き込み始めた。とにかく目が覚めるまでその作業をずっと繰り返し続けていた。凄く疲れた、起きた時ハァハァ言ってたもん。何処からこんな発想が出てくるのか、僕の深層心理には一体どんな闇が隠されているのか。僕は知った、世の中には解き明かされてはいけない謎もあるのだという事を。


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