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最近の逆張り系に対するカウンターでさらに逆張りしたら面白いと思った

作者: くろすみ

「最近、魔王と言えば勇者と恋愛したり、弱かったり、なんか親しみだしたりしてますね」

「勇者もなんか粗野というか、不良だよな」

「そこで今回魔王は普通に最強で悪い奴です!」

「おお!」

「勇者生まれてすぐに魔王自身が攻めます!」

「こいつは悪い奴だ!勇者といえ赤ん坊では」


「しかし赤ん坊勇者、勇者の力で魔王を撃退!危うく消滅しかけた魔王は居城へ戻り、傷の回復と数で攻めることに切り替えます」

「なんで魔王が攻めてこないか理由付けできたな」

「一方で勇者死にます」

「え!?」

「まあ赤ん坊で勇者力使ったら耐えられなかったと」


「しかしここで朗報、勇者の力は消えたわけではありません」

「詰みかと思った」

「どうやら各地に分散してしまったそうなんです」

「誰がそれ言ってんだ」

「女神です」

「そこで出るのか、というかこれ魔王対女神だよな」

「女神の存在は謎の伏線です」

「考えてないだけだコレ」


「人類側はとにかく勇者を早く探して、魔王が完治して人類に侵攻を開始するまでに何とかしなければなりません」

「同時に魔王軍も、魔王敗退の情報で、一部離反や造反が起き、勢力を拡大しつつも統制に時間が割かれている状態です」

「トップが負けたから、人類に友好的立場を表明するのも手だな」


「ああ、それで勇者に手を貸す魔族がいるんだな」

「人類側は勇者の手がかりを探しながら、公募をしますが、当然色々な思惑で応募する奴が出てきます」

「なのでまずわずかな金と武器を渡して様子を見ました」

「妙にけち臭いのはそのせいか……」


「そして10年くらい経過します」

「めっちゃ経った!?」

「この間の出来事でスピンオフが作れます」

「めっちゃ商業的」

「まだ子供ですが、めっちゃ強くて魔王絶対許さない少年が城を訪れます」

「あ、勇者だコレ」


「少年は10年前に魔王が勇者を襲った村の出身でした」

「まだ幼かったのですが、勇者を探すため、各家を襲撃し虐殺する魔王を覚え、憎しみを抱いていました」

「そして鍛錬を積み、旅立ちを決めたのです」

「この子勇者なの?」

「いいえ?」

「違うの!?」


「でもその少年が旅立ちを決めた理由は、声が聞こえたからです」

「どっちだ……アカン方か?」

「そう女神の声です」

「どっちだ……?あれ、でも女神はこの子が次の勇者とか言わなかったよな」

「この少年に戦闘を指南したのは女神です」

「あ(察し」


「女神は少年に、女神の力を授けます」

「……勇者の力じゃないんだ」

「諦めない限り立ち上がり続ける能力です」

「勇者特権セーブアンドロード」

「まあ魔王倒したらはく奪されますけど」

「やっぱ女神敵じゃん!あなたはもう勇者じゃないって刺される奴!」


「というわけで、勇者となった少年は、仲間と散った勇者の力を集めながら、魔王の城まで行くわけです」

「あくまで少年は死なないだけなので、強い味方や、過去の勇者候補が残した強い武器がないと、魔王軍には勝てないので」

「ではこれで行きましょう」


「魔王様」

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