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全ての始まり

THE 不定期更新

「今日は昨日手に入れたスキルでも試しつつ、森の深いところまで行ってみようかな」


ユイは宿屋から出ると森み向かった。






「まずは、スーパーアーマー系のスキルの使い心地でも試してみよ」


ギギッ… ギギギッ… ミシミシ…


「スーパーアーマーってどんな攻撃でも耐えられるのかな?」


ギシギシ… ギギ…


「耐えれるとしたら、相手の攻撃を躱す必要もなくなるから… 自分の攻撃だけに集中できるってことか」


ギギギ…! 


「もぅ、さっきから何の音…?」


すると巨大な樹木が現れた。何十本もの枝に深緑の葉をはやし、数えきれないほどの根で歩いている。


「これがトレントか! 昨日はウルフとしか戦ってなかったから、そろそろ会いたいと思ってたんだ~」


大きなトレントは、高さ20メートルほどの巨体を揺らしながら、こちらの様子を窺うように根を揺らしている。


「………想像してたより、ちょっーーーとだけでかい気もするけど… 最初のほうの森に出てくるようなモンスターなんだし、こんなところでビビッてちゃダメだよね!」


「ギギギ… ギシャーー!」


ユイがハルバードを構えると、トレントは根を伸ばして攻撃してきた。


「ちょうどいいや、少し強引にいくか、なっ!」


根の攻撃をものともせず、全身で受けつつトレントへと近づいていく。


「ギギ! ギギッ! ギッ!」


全身を根で鞭で打たれているにもかかわらず、突っ込んで切る様子にトレントは次の攻撃を行う。


「ガガッ! ギギギ…!」


根を地面から突き出し始めた。


「うわぁ! なんか出てきた! でも、今の私には効かないよ!怯まないよ!」


「『鎧砕き』っ!」


大きく頭上へと振り上げた切っ先を、トレントの根へ叩き下ろした。トレントの根はそれによって切断され、根の攻撃が止まった。


「ギャアアアァァァ?!」


トレントは痛みに苦しむような声を上げると、葉を揺らし始めた。


「何かする前に倒しきる! もう一回、『鎧砕き』!」


ハルバードによる攻撃はトレントの胴体へと命中すると、そのまま切断した。トレントは


「やった! 倒した!」


『森林のユニークボス『自然を統べる大樹・エルダートレント』が討伐されました』


「…? 誰かが討伐したのかな? 流石、攻略勢はすごいな~ まだ発売されてから少ししかたってないのにボスモンスターを倒してるよ」


「私なんか、ただのトレント相手に苦戦しちゃうのに… 私も気合い入れて頑張らなきゃ!」


「『ステータス』!」


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Lev17➡24


パッシブスキル

『窮鼠の牙』:体力が3割以下のとき攻撃力2倍

『唯我独尊』:1人で戦っているとき、ステータスが2割上昇

『因果応報』:体力が3割以下になると、攻撃相手に攻撃力の値分の反撃を行う

『支離滅裂』:攻撃力が2割上がるが、守備力が1割下がる


アクティブスキル

『血の刃』:攻撃力が2倍になるエンチャントを武器に施す

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「えぇ⁈ なんでこんなにレベルが上がってるの…? そんなにウルフ狩ってたっけな。 スキルも新しいのが増えてるし…」

「とりあえず1回宿屋に帰ってから考えよ」






宿屋のベッドへと腰かけると、ステータス画面を開いた。


「『ステータス』!」



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