映画化ドラマ化について
本当に久しぶりの更新で恐縮です。まあでも気にせずに書いていこうかなとか思ってます。うーん、でもなあ……受験なんだよなあ来年……。現在更新中の作品をもし四月に終わらせられたとしても、はたしてこちらを更新できるかどうか。というかそもそもこれのネタが尽きかけているのがなんとも言えない状況です。自分は大学に受かることが出来るのか。それは小説執筆とかの趣味と勉強との折り合いで決まると言っても過言ではないと自負しています。いやいやでもまてよそうしたら四月にあの長編完結させちまったらどうなるんでしょう……? なんか他長編作品の投稿開始しそうで怖いです。そもそも小説書くのって義務じゃなくて自分自身が楽しいと思ってやってますからね。それならば四月に完結させちまっていいんだろうか。他長編作品のネタはまだあるんで、しかもそれらが短くまとまりそうなんで……考えたくない考えたくない勉強したくない。
はい、すいません。前振りが阿呆みたいにながくなってしまった上に愚痴ばかりになりました。最近ストレス解消できる時間すら確保できてませんからね。カラオケいきたいなあなんて。映画にも行きたいなあなんて。
という訳で、今回は小説の映画化もしくはドラマ化についてです。
最近(とはいったものの結構前なのですが)、東野圭吾先生原作の『容疑者Xの検診』がテレビで放送されていました。ええ見ましたとも。かなり昔に一回放送していたのですが、あいにく親に消されてしまいまして。見たい見たいと思った末に、学校のスキー実習の夜に一回見て、家に帰ってからもう一回みるという残念な循環をしてやりました。
やっぱり面白いなあ、と。
主演の福山さんの演技が見事。そしてライバル的立ち位置の石神さんを演じていた人(すいません名前がわかりません)の演技も見事でした。展開も演出もこれまた素晴らしい。最後の石神の「なんでえ、なんでえ」のくだりで泣きそうにならない人はいないでしょう。それほどまでに石神の思いは素晴らしく、石神のとった行動が感動ものでした。
しかし、です。原作を読んだ身としては、いささか納得できないものが一つありました。
それは。
柴崎コウさん演じる間宮かおるの存在です。
いや、演技は良かったんです。流石柴崎コウさんといったところ。ですが、やはり、『容疑者Xの検診』という作品において、柴崎コウの立ち位置のキャラはいらなかったんですねこれが。
そもそもからして原作『容疑者Xの検診』において間宮かおるは居ないんです。そうです。いわゆるドラマオリジナルのキャラクターというものなのです。恐らく原作通りにすると女性が居ないのが気になったんでしょう。……まあ、ドラマ開始中か後かはわかりませんが、実際に間宮かおるというキャラを導入してシリーズ新作を書きあげた東野圭吾先生には感服せざるを得ませんが。
何はともあれ。
傑作と読んでも過言でもない作品に、テレビ業界の事情とやらで要らない要素を付け加えるのはどうかと思うのです。
東野圭吾先生の他作品に『名探偵の掟』という作品があります。ミステリーというミステリーを皮肉り、それを笑いにかえて話を展開させるこれまた傑作と読んでも過言ではない作品でした。ラストの展開は見事。ミステリー界において存在感を放ってきた東野圭吾先生だからこそ書ける作品です。
それが、ドラマ化されました。とはいったものの結構前の話です。動画サイトとかで調べれば簡単に見つかるかもしれません。
そんな名作の、ドラマ化。
なのに、そこには原作では登場していない女性キャラクターが存在していました。これもまた制作側の考慮かと思われます。ですが、このせいで原作独特の皮肉のテンポが悪くなり、ドラマの評価が微妙なレベルになってしまいました。
ドラマ化、映画化される東野圭吾先生の作品。最近だと『秘密』があげられますね。交通事故にあった娘の肉体に、母親の魂がのりうつる話。自分は志田未来さんの演技が上手すぎてかなり引いてしまい途中で打ち切ってしまいましたが、なかなか高評価だったそうです。……どうやらそれより前のかなり昔に広末さんが主人公で映画化したらしいですが、まあ、割愛で。
このように、小説の映画化ドラマ化にはリスクが伴います。つまり、面白いままで映像化されるか、それともつまらなくなって映像化されるか。『名探偵の掟』がその最たる例だと思います。原作は腹抱えて笑ったのになあ。それがなんであんな感じになっちゃったんだろう……。
結局何がいいたいかといいますと。
そんなに安易に映像化するのはやめた方がいい、ということなんです。
ラノベのアニメ化とかにも同じことが言えますね。もう最近は本当に酷い。オオカミさんとかもう少し面白い話を抜粋しろよとか思いましたし。何考えてつくったんだろうか、あれを。訳わかんないです。
『半分の月が昇る空』を実写映画化して原作ファンの怒りの導火線を燃やしに燃やしつくした昨今。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』なんかは大丈夫そうですが、本当に、安易な映像化もしくは実写化はやめてほしいと思うのです。原作を超えた映像化作品なんて、本当にごくわずかなのですから。
…………
はからずも東野圭吾先生作品抜粋みたいな感じになってしまいましたが、本当に東野圭吾先生は素晴らしいです。何もかも書けて外れ作品が少ない。個人的に、ここで紹介した映像化作品のほかに、『私が彼を殺した』という作品もオススメです。容疑者が二人で、犯人がどちらなのか最後のページまで読んでも書かれていないという作品。本当の意味で読者に推理させるという東野圭吾先生のそのチャレンジ精神に敬礼。
ラノベのアニメ化作品、多いですね最近。受験終わったら『バッカーノ!』とか『電波女と青春男』とか見まくってやろうかと思ってます。




