BGMについて
読書する時でもいいです。執筆する時でもいいです。
皆さんは、BGMってかけますか? まあつまりは具体的に簡潔にいうと、音楽を聴きながら読書したり執筆したりすることです。好きな歌手が歌う曲聴きながら、好きなドラマの主題歌聴きながら、好きなアニメの主題歌聴きながら、好きなゲームのメロディー聴きながら。聴きながら、読書したり執筆することってありますでしょうか。
少し話はそれますが、あまりやってはいけない勉強に「ながら勉強」っていうのがあります。ラジオ聴きながら、音楽聴きながら、テレビを観ながら、勉強をすることを指します。恐らくほとんどの人がやったことがある勉強方法だと思います。そりゃそうでしょう、だってこっちの方が明らかに楽しいんですもの。イヤホンから聞こえてくるBUMPの歌詞がどれだけ勉強中の自分を勇気づけてくれたことか。もう、本当に、BUMPは最高です。何が最高かってやっぱり歌詞なんですよ。誰でも思い浮かびそうで誰にも思い浮かばないっていうかそういう詩的な歌詞でですね。勇気づけてくれたり物語作ってくれたりそういう凄まじさがやっぱりBUMPの魅力……。
という話はまあさておき。
はい。ながら勉強です。この勉強方法はあまりやってはいけないとされています。しかもその理由が明確にされていまして。人というのはどうやら視覚から得る情報よりも、聴覚から得る情報の方が重要にとらえるらしいんです。だから、音楽聴きながら数学の問題解くよりも、リスニング流しながら映画の字幕観た方が勉強になるんだとか。実際やったら何もしらない第三者の人たちからは残念な人を見るような目つきで見られること必須でしょうが。勿論自分はあれですよ、学業が一応本職なのでながら勉強はちょくちょくしかやってません。勉強十分くらいして、その後一時間くらい漫画とか本読んだりとかしかしてませんから全然オッケーです。
それに対して、読書、執筆活動の場合でも同じことが言えると思うんです。いわば「ながら読書」と「ながら執筆」。ながら勉強の例でいえば、BGMを流しながら何かをする行為は一つの器官をふさいでいる状態なので、あまり集中出来てない。さあここで問題が出てきます。あまり集中できてない状態で、読書をしたり、執筆をしたりしていいのでしょうか。
自分の友人に、読書をするときは必ず何も聴かないで何も観ないで読む、っていうやつが居ます。友人曰く、何かを聴きながら読書をしても頭の中に情景とかが何も思い浮かばないらしくてですね。ミステリーで「犯人はあなただ」って言っている最中に頭のなかではラフメイカーが家に不法侵入している状態らしいんです。
しかし、自分は全くそんなことはありません。寧ろ何も聴かないで読書する、という経験があまりないです。読書しよう→じゃあイヤホンを耳にかけようが当たり前の動作なので。それに、友人の言うとおり、BGMが本で書かれた情景を想像するのを弊害するってこともないです。完全に、ない、とはいいきれないかもしれませんが、それ程深刻な問題じゃありませんし。
次に、「ながら執筆」についてです。一応、なろうサイトさんの活動報告をテキトーに漁ると、皆さん結構「ながら執筆」してらっしゃいます。凄い方になると、「ながら執筆」中に聴いていた曲がその作品の主題歌になってしまい、どうあがいてもその曲のイメージが作品から離れないんだとか。うーむ、そういうこともあったかなー……と思い返して、ああそういえば「ながら読書」ではそんなことあったっけなーという感情が芽生えました。とある漫画を読んでる最中、ずっと同じ曲をリピート再生していたらその曲がとある漫画にこべりついてしまうような、そんな感じ。なので自分は、とある漫画を読む時はBGMが思い返され、BGMに用いた曲を聴いているととある漫画を思い返されます。「ながら執筆」に関しても同じことがいえるのかもしれません。
えー、ここからは完全に自分の例になってしまいますがとりあえず書かせてもらいます。
「ながら読書」中。「ながら執筆」中。
自分の意識は、完全に音楽から離れています。
というか今現段階で「ながら執筆」しているのですが、書いている最中は音楽が聞こえず、書くのが少し止まったら音楽が聞こえてくるんです。そんなことってありませんか? 自分だけでしょうか……。本当に書いているときと、ちょっと書いていないときのその合間に音楽が聞こえ始めるんです。「ながら読書」の時も同じです。ほんの少し意識を本から外したときに音楽が聞こえ始めるんです。で、また再開したら音楽が徐々に聞こえなくなっていく。
これもある意味集中しているということだと考えています。
だから、自分は何の弊害もなく「ながら」ができるんだろうなー、とか思ったり思わなかったり。
…………
あー、色々書きましたが「ながら勉強」は本当にやめた方がいいと思います。これ、未来の自分に向けて書いてます。やめろよー、受験の年も「ながら勉強」してたら洒落にならないぞー。
これは『小説(作品)について』っていうタイトルに果たして合っている内容なのか否か……。