街・村1:ハーハム村
■概要
グランメリア大陸にある、ベルモーシア公国の最東端、チャウセシア王国との国境付近に位置する人口約180人の村。村長はリューベン・ハルダン。丘陵に囲まれた自然豊かな土地で、薬草・香草の栽培が盛ん。周辺の森には低ランクの魔物が生息するが、村の自衛団(約20名)が日常的に対応している。
■主な産物・特産
ロザリームーン(Rosalie moon)
月光に反応して発芽・開花する香草。肉類の保存・風味付け、紅茶、入浴剤などに使用される。ローズマリーがモデル。
ミントール/ロイヤルミントール(mintall/Royal mintall)
ミントールは白、ロイヤルミントールは桃色の花。爽快な香りが特徴で、ゼルディナ大陸では魚料理の臭み消し、グランメリア大陸では薬用酒・紅茶などに利用される。ロイヤルミントールには解熱・発汗・殺菌・風邪予防の効果がある。ミント、ペニーロイヤルミントがモデル。
カムイル(Camuil)
広く使われてきた薬用植物。安眠・リラックス・胃腸調整の効果があり、茶や菓子にも利用される。カモミールがモデル。
これらが村の主な栽培・出荷作物となっており、ハーハム産薬草の品質は近隣諸国でも高く評価されている。
■宗教・村の雰囲気
公国では海神リヴァイアサン信仰が主流だが、ハーハム村は海や首都から遠く、特定の信仰や宗教儀式は行われていない。村の教会は、祭りや行事の場、村人の相談所として機能している。神父は首都からの派遣。
■自衛団
団長はバルド・ハーランド(トーラ・ハーランドの父、キーヴァルの同年の幼馴染)。15歳〜40歳までの男女で構成され、定年はなく体力や運動量を考慮して参加する。毎年数名の志願者が現れ、常時20名程度を維持。
■経済・流通
村には市場がなく、生活必需品や武具、日用品の多くはダリウス雑貨店が取り扱う。村人同士で物々交換の風習はない。外部との交流は主に商人が担い、最寄りの街クナレヴェンデンから仕入れや取引が行われている。ハーハム−クナレヴェンデン間の距離は184,821リーヴ(約207km)
■主な施設
・小さな教会
・村長リューベンの鍛冶屋
・セリーヌの診療所兼錬金工房(鍛冶屋に併設)
・ダリウス雑貨店
冒険者ギルドは無く、登録の際はクナレヴェンデンまで出向く必要がある。
■郷土料理・名物
薬草を活かした郷土料理が日常的に作られている。
また、セリーヌ・ハルダンが製造するポーションは高品質で人気があり、彼女がかつて宮廷錬金術師であったことも村人に知られている。