表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

夢に別れを

夢は何故見るのだろう

夢の中は何故、何処かがおかしいのだろう

あなたは何か知っていますか?

答えを知ろうとしますか?

今日はいい夢を見た、目覚めだけは最高だ。

夢からまた覚めたということは...

憂鬱な朝が来たということだ。


私は、夢がまだ新鮮な内に処理する必要がある。

いい夢だが、それだけいい値で売れるからだ...

起動済みの細断装置に繋ぐ、まずは夢の細断からだ...

要素レベルにまで分解して抽出しやすいものにする。


次は抽出変換装置を起動させた。夢の要素を抽出してもらう、何かが無くなった様な感覚とともに、完了したと通知が出る。

ここまでしたら、後はメモリーに入れて

朝市に向かうだけだ...


朝市、これは娯楽の少ない今の時代にある闇市のことだ。此処にはAIを介さない特殊な有線ネットワークが存在している。ここは富裕層から貧困層まで幅広く利用できる《夢を売るマーケット》だからだ...


要素毎にも売れるし、纏めたものだって売れる夢のマーケットだ。金持ちは夢という娯楽が欲しい、貧困層はお金が欲しい、まさにWIN WINな関係だろう?

安いものでも1$で売れる。

今日の売上は500か...


最近は売りすぎたのか、殆がノイズで覆われている。

もう売れそうなのが無いと思っていた。

もうそろそろ売れるのは無いかも知れない。

目標金額まであと少し...


売れるものは全て売る

夢は見なくても夜は明ける

明日を生きる、そのための代償にして何が悪いの?


そういう日々を過ごし、終に夢は無くなった。

見えるのは残穢と残骸のノイズのみ...

そうして夜は少し長くなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ