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【後日談2】
―静かな時間と、繋がる想い
アカネは町の図書館でアルバイトをしている。
静かな場所で、本の匂いに包まれながら。
ナオトは近くの大学で心理学を学んでいる。
「心の中の闇に名前をつける」ために。
ロノウェはあれからほとんど姿を見せなくなった。
けれど、時折風が吹いたとき、小さく跳ねる音が聞こえる。
ふたりは前の彼と彼女の写真を持っている。
それは誰にも見せないけど、机の引き出しの奥にいつもある。
それは「運命の先に生きている」という証だった。
―静かな時間と、繋がる想い
アカネは町の図書館でアルバイトをしている。
静かな場所で、本の匂いに包まれながら。
ナオトは近くの大学で心理学を学んでいる。
「心の中の闇に名前をつける」ために。
ロノウェはあれからほとんど姿を見せなくなった。
けれど、時折風が吹いたとき、小さく跳ねる音が聞こえる。
ふたりは前の彼と彼女の写真を持っている。
それは誰にも見せないけど、机の引き出しの奥にいつもある。
それは「運命の先に生きている」という証だった。
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