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佐藤由衣失踪事件

作者: 佐川紗良

概要

失踪したのは佐藤由衣6歳。

1999年4月10日土曜日。佐藤一家はハイキングコースを歩いていた。そのハイキングコースは去年の台風で少し荒れていたもの佐藤由衣さんのような女児でも歩けるほどだった。その道は一本道で山側にも柵が施されており抜け出せるほどのスペースはなかった。由衣さんと兄が一緒に競走をすると言って両親を置いて走って行った。少ししたら由衣さんが転けてしまった。アスファルトの道で両親は焦って由衣さんの安否を確認しに走った。すると由衣さんはいない。兄に事情を聞くと「俺よりも先に走って行った。」でもおかしい点がこのハイキングコースはそんなに長くない。走る場合階段があるが幼児が登るには明らかに無理がある。そして短時間で見失うまで走ることは不可能に近い。佐藤一家は由衣さんを探しにハイキングコースを歩いたがその日に見つかることはなかった。

数日後ドアのノックされてそこに居合わせた父がドアの外を確認したが誰もいない。手紙が送られてくるが全くと言っていいほど何が描いてあるか読めない。筆跡も隠されている。2日後父は心筋梗塞で亡くなった。

兄は学校帰りに外国人に刺殺され、その事件により母は自殺。

警察に行方不明届が提出されたが証拠が全く見つからず、警察は今でも情報提供を呼びかけている。


そしてこれはフィクションである

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