アンテイア
その身に種を宿し生まれてくる人々が暮らす世界。しかし、種の存在や意味を知るものはごくわずかで、彼らは特権階級インペリウムとして、自らの種を知らず生き、知らぬまま死んでいくアンノウンと彼らが呼ぶ人々を搾取し奴隷化している。リリィは、インペリウムの中でも、他人の種の属性がわかるという稀有な能力の持ち主でありながら、インペリウムに抗う組織アンテイアを立ち上げる。
しかし、インペリウムもアンテイアも、何も知らない大半の人々にとっては、そこに在ってもないと同じもの。
人々は日常と信じている世界を生き、リリィは、そんな日常をひっそりと守り続ける。
インペリウムvsアンテイアを背景に、植物の特性をテーマに、日常の陰を描く連作短編集。
しかし、インペリウムもアンテイアも、何も知らない大半の人々にとっては、そこに在ってもないと同じもの。
人々は日常と信じている世界を生き、リリィは、そんな日常をひっそりと守り続ける。
インペリウムvsアンテイアを背景に、植物の特性をテーマに、日常の陰を描く連作短編集。
その身に種を宿し生まれてくる人々の物語
2020/03/17 01:45