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コーノの詩集

合弁花の詩

作者: コーノ

潰れた合弁花を添えて、読んでください。




赤い合弁花が、根元から抜け落ちていました。


多分、昨日の強い雨のせいでしょう。

同じような場所に3.4個、落ちて潰れているのです。




こういった類の話に疎いので、花の名前は分かりません。


でも、それが踏みつけられて潰れているという事実は私にも分かりました。




潰れた花の汁を吸ったアスファルトは、なんとも、たとえようの無い色だなぁと思います。


……いまいちこれも口下手なので存じ上げないけど、暗々、暗々としているとしか、私の足りない脳では喩えられません。



そしてその暗々の上で、合弁花が、潰れていたとしか、申し上げられません。





恐らく、これは恋そのものなのでしょう。 脳が足りなくても、分かるのです。


忘れようとしていたことを忘れてしまった、おおむかしからの、恋なのでしょう。



その事が分かった私はもう、


合弁花を、踏みつけて歩いていきます。



それで私は

合弁花がより一層潰れたのを見て、


これが人生なのだなと、悟るのです。



踏まぬよう、避けようとした恥を、他人の足跡から学んで生きるのです。





こんにちは、コーノです。10月なのに暑いですね。暑いの苦手なので辛いです。冬早くこいこい〜。

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