用語説明(竜胆美奈)(1)
実花「さあああて!! 最終章が始まって数回! 伏線を張り過ぎてボケが甘い気がする! というか私を出せって感じの実花ちゃんです!」
望「……登場回数が少ないぐらい、いいじゃない。わたくしなんか失踪中よ。何でここにいるのかしら?」
実花「深く考えたら負けだよ! 何にかはよくわからないけど! さあ、さっぱりした気持ちでサクッとトロンと新企画をして行こうと! ……まあ、新企画っと言っても新たなお題になるだけなんだど。今回は『スペシャルゲスト』もいるわけだし!!」
未来「…………」
望「本人とても迷惑そうだけど……」
未来「私帰ってもいいですか?」
実花「スペシャルゲストがいきなり仕事放棄!?」
未来「いえ……私はこの不思議空間に来る予定はなかったです。ただ、由衣のお馬鹿がどうしてもと、言うから仕方なく……」
望(……未来さん、可哀そうに……由衣さんに生贄されたわね)
実花「おーお、ゆいにゃんと未来ちゃん、2人ともよく口喧嘩してるのに仲がいいね」
未来「仲などよくありません。私は由衣のことなど動物園のウサギ程度にしか思ってないです」
望(…………それは結構好きじゃないのかしら?)
実花(嘘つけない未来ちゃん可愛い……)
未来「な、何ですか? その微笑ましいものを見る目は……も、もう、早く本題に入らないと帰るよ?」
実花「ほいほい……それじゃあ、今回のお題を発表するね」
未来「はぁ……早く帰ってお父さんとお姉ちゃんのご飯を作りたい……なんで、私が……こういうのは由衣に任せておけばいいんです。私は無茶ぶりには対応できませんし……面白いことも言えないよ? だいたい私は――」
望「今日のお題は竜胆の鬼才と言われた『竜胆美奈』についてよ。本当は用語説明より人物紹介出した方がいいのだけど、今一度この方の情報を整理した方がわかりやすいかと――」
未来「さあ、何から話しましょうか。なんでも聞いてください。この企画は持ち時間は何時間? 5時間以下だと序章の出だししか説明できないよ? まあ、私は何時間でも大丈夫……あっ、でも、お父さんとお姉ちゃんのご飯を作りたいので、2時間ほど途中で休憩入れてもいいですか? あ、もしよければ如月さんも食べますか? そうなると、すぐに始めましょうか……お母さんのお話は」
実花「ま、待って! 待って! 多分いろいろ置き去りにしてるよ! あっ、私、今日ハンバーグがいいなぁ」
望「いきなり冗舌になったわね……。いつもの無表情だけど、目が輝いているわね……未来さんは家族大好きね。あっ、食事はもちろん頂くわ。わたくしはラーメンが食べたいわ」
未来「……す、すみません、お母さんの話と、聞いたらつい……そ、それでは、早く始めましょう」
実花「……そうしたいのはやまやまなんだけど」
未来「? どうかしたんですか……?」
実花「そろそろ、残りの文字数がやばし!!! それじゃあ、みんなばいばい!!」
未来「えっ? こ、こんなに急に終わるの?」
望(未来さん……いい感じでこの不思議空間の洗礼を受けているわね……)