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俺はJKの子持ちだったのか!  作者: シマアザラシ
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用語説明(学生食堂)(1)

望「ふっ、時代がわたくしに追いついたわね……いえ、今までの世界が間違っていたのよ。そうでなければおかしいわ。ふふふ……」


実花「…………」


由衣「…………」


望「遅すぎるけど、許してあげるわ。わたくしは寛大だもの。ふふっ、今日は気分がいいわ。フレアに頼んで義孝さんと食べたラーメンを用意してもらってお祝いを……」


由衣(ね、ねえ、実花。私、店長に「食堂の説明をして欲しい」って頼まれて来たんだけど……この状況何? 意味がわからないんだけど!)


実花(あ~、夢が叶ったというか……今までが不遇だったというか……)


由衣(はぁ、よくわからないわよ……)


実花(人間は己が背負う業には抗えないという、かっちょいい話なのだよ)


由衣(だから、よくわからないわよ……)


望「何をごちゃごちゃ話してるのかしら? わたくしの『自己紹介』がようやく更新されたのよ。今日はパーティよ」


実花「そ、そだね。で、でも今は食堂の紹介をしないと……」


由衣「そ、そうよ。お仕事はきちんとしないと……」


実花「もう尺も半分ぐらい使ってるし……いつものことだけど」


望「…………そう」


由衣(な、なんか急に落ち込み始めたんだけど)


実花(う、うん……なんか地雷踏んだかなぁ……)


望「7月に紹介された人たちは余裕があるわね。ふっ……どうせわたくしは2019ぎりぎり滑り込みよ……どうせわたくしはそこまでの女よ」


実花「そ、そんなことないって! むしろ最終兵器として去年の最後まであっためていたんだよ!」


由衣「じゅ、順番なんて大した問題ではないわ。ほ、ほら、元気出して」


望「……慰めないでください。惨めになるわ……はぁぁ、胸かしら? 胸がないから紹介が遅かったのかしら? ……いえ、でも胸がないのは由衣さんも……」


由衣「あはは、ぶっ飛ばすわよ? ……ふんっ、人の胸を見て何を言ってるのよ……Cカップだからいいじゃない……」


実花「C?」


望「…………C?」


由衣「…………………………………超頑張れば。も、もうっ! さっさと食堂の説明するわ!」


実花「は~い! 実花ちゃんは優しいからツッコまないです! 食堂はパパの務めてる場所だから興味あるし!」


望「わたくしも是非聞きたいわ。だけど……」


由衣「? 何か問題あるのかしら?」


望「もう尺が残っていないです。厳密言うとあと10行ぐらいね……」


由衣「………………私は何をしに来たのかな。店長に怒られる」


望「まあ、いつものことです。今日は由衣さんがゲストに来たことを知らせることができたからいいのではないかしら?」


実花「それにパパもこのコーナーがカオスなのは承知してるから! むしろ、食堂の説明はやろうと思えば10行ぐらいで終わっちゃうから、茶番で長くもたさないと……由衣さんの出番が……」


由衣「……世知辛いわね。と、ともかく、次はちゃんと説明するからね!」

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