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俺はJKの子持ちだったのか!  作者: シマアザラシ
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用語説明(社畜?)(1)

実花「…………」


望「…………」


実花「…………え、えっと……のぞみんって美人で可愛いから、そんなむすっとされると妙な迫力があるなぁ。ほ、ほら、笑顔の方がモテると思うよ~?」


望「…………」


実花「あ、あはは……そ、そんなに睨まれても……困っちゃうなぁ」


望「…………わたくしの」


実花「…………ごくっ」


望「わたくしの人物紹介は……一体いつになるのかしら? ええ、わかっているわ。登場している順番ということはわたくしも理解しているわ」


実花「わ、わかってるなら……いいんじゃ――」


望「それとこれとは別問題よ……何でわたくしだけまだなのかしら? はぁ、……何でよ」


実花「…………」


実花(あー、今度は拗ねちゃった……可愛い)


望「はぁぁぁ、働きましょうか……。次はわたくしの番が来ると信じるわ。ええ、信じているわ。ふふふっ、次もこなかったから……覚悟しなさいな。実花さんには面白いことをしてもらうわ」


実花「の、のぞみん、私が決めてるわけじゃないんだから……私に言われても困るんだけど……まぁ、い、いいでしょう! そういうリアクション芸は得意だから!」


望(……自分で言っておいてなんだけど……いいのかしら? わたくし、本当に面白いことをやらせるわよ)


実花「それより、今日紹介するのは――『社畜』についてだよ!」


望「えっ……? そ、それは用語説明に入るのかしら……?」


実花「物語についての重要なキーワードだよ! まあ、社畜を取り上げるのはパパに「是非やってくれ。この過酷な世界なことを1人でも多く伝えたい」って頼まれたんだけど……」


望「ふーん、そう。それならやりましょう。全5回ぐらいかしら……? いえ、もうこのコーナーを、社畜という概念を紹介するコーナーにしてしまっていいのではないかしら?」


実花「わおおお! そのいう手のひらくるっくる大好き!」


??『あー、先輩が言った通りカオスな空気になってるね……せんぱい……こんなよくわからない空間に私を放り込まないでくださいよぉ……』


実花「あれ? 葵ちゃん、どうしたの? この不思議空間にやってくるなんて……」


葵「いや、私も寝たいんだけど……さっきまで19時間ぶっつづけで 働いていたから……でも、先輩が「お前ならまだ働けるって」……あ、あはは、先輩があまりに懇願してくるから、まったく、先輩は仕方よねぇ……」


望「なるほど……これ現役の社畜の姿ね。さすが義孝さん、実際に見た方がわかりやすいものね」


実花「ああ……言われると逆らえない……これが現代の闇か……最高のサンプルがやってきた……」


葵「あ、あれ……わ、私……もしかして……モルモット扱いされてる!?」


望「…………否定はしません」


葵「目をそらして何を正直に言ってるの!? せめて嘘でもいいから否定してよ! ……はぁ、まあいいか……」


実花「い、いいんだ……。さすがパパの元後輩……それじゃあ、自分の仕事についてどう思いますか?」


葵「義務」


望「…………」


実花「…………」


実花(……どうしようのぞみん、想像以上に空気が重いんだけど……わああ、葵ちゃん「言ってやったぜ」みたいなかんじだよー)


望(ええ、口調は明るいのに目が死んでるわ……想像以上に業が深そうね……詳しい説明は次回に持ち越した方がいいのではないかしら……? 空気を変える意味で……)


実花「それじゃあ! 続きはまた次回!」


葵「えっ……? こ、今回もう終わり!? せっかく来たんだからもっと喋りたいんだけど……!」


望「次回は本編にあとがきに掲載していた『社畜あるある』について掘り下げて説明するわ」


実花「あっ! のぞみんそれいい考え! さっすが、できる女は違うねぇ~」


望「それほどでもあるわ」


葵「は、はい? ほ、本当にここまで!? もっと喋りたい――」

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