神社の謎 後編
いや〜物語始まるまでの仕込みが一番長いというね
「つまり、この世界には俺達が住む表の世界ともう一つの世界である裏の世界という場所があるってことか?しかもそこにはもう1人の俺達がいると?」
「その通りじゃ!まぁ、裏の世界のオヌシらは表の世界のオヌシらとは見た目以外なーんにもにておらんがの。」
ミト・アナスタシアが言うには、俺達の住んでる世界は表の世界であり、この神社を境にもう一つの世界である裏の世界という場所が存在するらしいのだ!その上裏の世界には、性格こそ違えど、表の世界と同じ人物が存在するという。にわかに信じ難い話である。
「じゃあもう1人、この世にはじめさんが存在するってことですよね!」
「まぁ、そういうことになるよな。」
「是非会ってみたいです!」
智也とさくらがそんな話をしていると
「そんなオヌシらに頼みがあるのじゃ。」
ミト・アナスタシアが俺たちに何かを頼んできた。
「さんざん殴られて、蹴られてその上命令されて、はいそうですねってなる訳ねーだろこのロリやろう!」
「そうか。残念じゃのう。せっかく向こうの世界のオヌシらに会えるチャンスであったのに、もったいないのう。」
「別にあいたく……ぐわっ!」
例のごとく智也はミト・アナスタシアに……ではなくさくらに腹パンされ最後まで喋らぬまま気絶されられた。さくらさんめっちゃ怖いですやん。
「是非私達に頼んでください!」
どういう訳か突然さくらがやる気になった。
「よくぞ言ってくれた!で、オヌシらへの頼みというのはだな……」
とても俺達の手に負える頼み事では無かった。
「あのなぁ、いくら何でも普通の人間に頼むことじゃないだろ!」
智也が言うのも無理はない。ミト・アナスタシアの頼みとは表の世界と裏の世界を切り離すというものだった。表の世界と裏の世界にある合計8つの神社にいる守り神を倒せば切り離せるらしい(多分)。
「流石にそれは難しいですね」
かなりやる気になっていたさくらさえも断ろうとしていた。
「いや、やろう!」
その時俺はどうかしていたのかもしれない。俺は彼女の頼みを受けてしまったのだ。
「……ん。……めさん。はじめさん!」
ガバっ!
目の前にはさくらがいた。
「もう!何度起こしても起きないんですから!もう遅刻ですよ。」
えっ?えっ?状況が把握できない。まさか……!
「夢オチかよっ!」
全ては俺の夢だったのだろうか。でも夢にしてはハッキリしたゆめだった。まぁいくら考えても分からないしいいか。わすれよ。うん、そうしよ。
はじめ達が学校に言ったあと屋根の上から彼たちを見つめる少女がいた。
ということで本編は次回からです
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