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表裏日常日記  作者: ベロニカ
一章
9/13

非日常? 少女漫画は夢のある部分しか描かれない

唐突に始めてしまって申し訳ないが少女漫画というものは乙女たちの夢と希望が詰まっているものである。主人公の女の子は意中の男性とほぼ絶対くっつくし、くっつかない場合でもそこそこの幸せをつかんでいる。


「…はあ…」


そんな漫画の題材にされるのは私こと桜木乙姫とリンダこと林田君。

友人は漫画家で私が林田君が好きで、という相談をしたからなのだが、これは…


(いまだに名前覚えてもらってませんけど!?こんな展開ありえないんだけど!?名前を少しもじっただけの別人じゃないか!)


漫画の展開ややけにキラキラしている絵柄に悶えながら私は心の中で突っ込みを続ける。私は目が小さく、そばかすにニキビもある少々平均よりふっくらしている平凡以下女である。性格は卑屈でしゃべり方は男兄弟のせいで男性的である。


(たしかに、この少女漫画の主人公の思っていることは私が彼女に相談した通りだが、感情移入どころじゃないこの違和感!)


見ていられなくなった私は漫画をバッグにしまい、外を見ると林田君がテニス部で部活中。さわやかな笑顔に惹かれて、何度か話しかけに行ったりもしたけど彼は私だけではなく女の子の名前は名字でしか呼ばないうえに一日一回で10日以上通わないと名前と顔を覚えてくれない。


(壁が厚い…あのトムくんとタキくんはそんなことしてる様子もないし、むしろ林田君から話しかけてもらえるのは羨ましいなぁ…)


ひんやりとする机にほっぺたをくっつけ腕をだらんとさせながら前途多難な恋に頭を悩ませる。もし、本当に私が漫画みたいに可愛ければ、積極的なら、こんなに悩まなかったのか、その答えは多分この恋が実るか思い出になるまで出ないんだろう。


(あきらめているわけではないけど、気持ちっていうのは難しいもんだな…)



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