出会い:二人目
「早めの更新を…」とか言っておいてこの遅さ。
本当に申し訳なく思っております。
文章にするという行為が難しい…。
『誰かオラに文才を分けてくr…』戯言です。気にしないでください。
「……おい、梨緒。何だ、その格好は」
本を読んでいると、真っ赤な顔で食い入る様に見つめられた。
今日は、女物が無いと乙に言われたので、自分で作ってみたワンピースを着ていた。
但し肩は出し、背中に大きくスリットが入り、膝上の物ではあったが。
この方が動きやすいのだ。物凄く。
等と言い訳をし、笑顔でにこやかに対応する。
「あ、乙おはよう。これはね、ワンピースっていって向こうの世界では女人がよく着る服なんだよ」
乙から新しい名前……『梨緒』と云う名を貰った私は日々此方の生活に馴染んでいった。
此方の世界に来て早5日が過ぎようとしていた。
あの後、乙から此処が私が前いた世界とは違うということを聞いた。
なんとなく分かってはいたが、信じきれなかった私に乙は根気強く、此方の世界の歴史や私が前の世界から此方の世界に来た理由等を教えてくれた。
『……梨緒。お前は呼ばれたんだ。神に。前の世界に哀しみを、怒りを、やるせなさを、感じていたんだろう?』
――そんな人間がたまに、来る。
そう言葉を続けた彼は、私を見つめているのに何処か遠くを見つめていて。
本当に訊きたいことも訊けずじまいとなってしまった。
「……肌が見えているではないか」
眉間に皺を寄せた顔をぐいっと近付けてきた彼に苦笑し、「いいの! これはこういう服なの!!」と説明する。
多分、此方の世界ではこんな露出の多い服は無いからだろう。
見たことはないが、此方の世界の服は皆、男女共に今乙が着ている様な暗い色のローブを着ているらしく、あまり女人というか人が肌を晒すということはしないらしい。
確かに今いる此処は冷暖の調節がなされていて、一年中変わらず過ごせるそうだ。
だけど乙が喜んだように見えるのは大胆さもさることながらこのワンピースが可愛らしいからだと思う。
自分で作ったにしては、惚れ惚れとする出来栄えだった。
しかし着ているのが私では、さもワンピースも落ち込んだことだろう。
自分の器量がもっと良ければと自分の容姿を呪った。
とはいえ、自分の作ったものが他の人に褒めて貰えるというのは凄く嬉しい。
私は乙に向かって笑みを向けた。
あの日からというもの、乙は私の世話を焼きたがった。
手伝いをして恩を返そうと意気込んでいた私に乙は過剰とも言える程、何もさせてはくれなかった。
せめて掃除や洗濯くらいは……と思っていたのだが、「お前をこの部屋から出したくない」と言われてしまった。
そういえば此方に来てから一度もこの部屋から出たことがないことに気が付く。
――そう。結論から言えばこうだ。
乙は私を部屋から出したがらなかった。どんな理由があったにせよ。
仲間もいると言っていたので、いつか会わせてくれると思っていたが……。
(……やっぱり、私が頼りないからだよね。何にもすること出来なくて乙に迷惑ばっかり掛けて……)
ただ落ち込むだけでは迷惑を掛けているのは変わらない。
私は決心した。
――挽回しなければ。
必ず、自分の手で。
乙を責めている訳ではない。
役に立ちたくて。
ただ、それだけの思いで。
夕膳を下げに行っている乙が聞いたら即反対にあい、連れ戻されただろうが今、その乙は此処に居ない。
ガチャリ。
音を立てて扉が、開いた――
――が。
「! ……ぶっ!!」
ぶつかった。
ドアの外にいた、金色の髪を持ちゆっくりとスローで崩れていく、とても綺麗な男の人に。
「……いやぁぁぁぁーーーーーー!!!!」
そんなこんなで5話目が終わりました。
ふふふ…早速新たな名前をもつ梨緒ちゃんに行動して貰ったら…大変なことになりましたね。
頑張れ!主人公!…と私!!
更新頑張ります。
3.1 修正致しました。