表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

背徳の夜

ちょっとのってきたのでもう少し書こうかな

 シノブが遠方での仕事で家を空ける夜。

 アオイとヒカルは、シノブの部屋で二人きりだった。アオイは、シノブの匂いが残る部屋で、ヒカルと向き合うことに言いようのない不安を感じていた。ヒカルもまた、言葉を失っていた。二人の間には、シノブという存在を介さずに互いを意識する、張り詰めた空気が流れていた。


 ヒカルは、アオイの寂しげな瞳を見つめる。アオイが、シノブの愛を独り占めできない苦しみに耐えていることを、ヒカルは痛いほど理解していた。その感情は、ヒカル自身が抱えていた、シノブへの満たされない愛と酷似していた。


 「……シノビがいないと、寂しい?」


 ヒカルの問いかけに、アオイは何も答えず、ただ涙を流した。ヒカルは、その涙をそっと指で拭った。その温もりが、アオイの心の奥底に染み込んでいく。


 「二人は、似ているのかもしれない」


 アオイの言葉に、ヒカルは静かに頷いた。

 愛する人を独占できない苦しみ。その共通の感情が、二人の距離を急激に縮めていく。互いの孤独を埋めるように、二人は静かに、そして激しく、唇を重ねた。

 アオイは、シノブに捧げてきたはずの愛が、ヒカルにも向けられていることに、深い罪悪感を覚える。しかし、その背徳感が、アオイの心を、深く、熱く燃え上がらせていた。ヒカルは、アオイの狂おしいほどの情熱に陶酔していた。シノブには見せない、アオイの激しい愛と、ヒカルの歪んだ支配欲。その二つの感情が、シノブの不在という背徳的な状況の中で、一つの熱を帯びていく。それは、シノブへの裏切りでありながら、互いの孤独を癒すための、悲しくも官能的な行為だった。

 やがて、夜が明ける頃。

 二人は、何も言わずにシノブの部屋を後にした。しかし、彼らの心には、シノブが知らない、二人だけの秘密が深く刻み込まれていた。この夜を境に、3人の愛憎は、さらに複雑で、泥沼のような様相を呈していくのだった。


書いてる自分に背徳感です。


星がほしい!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ