アオイの決断
ドロドロしてきます
ヒカルの震える声に、シノブは凍り付いた。電話口の向こうから、アオイのすすり泣く声が微かに聞こえてくる。それは、これまでのすべての甘い嘘が崩れ去る音だった。
「アオイ、開けて! アオイ!」
バスルームにこもりアオイは自死をしようとしていた。
ヒカルは何とか扉を開け自死を止めることができた。
ヒカルは、自分の歪んだ感情が招いた結果に激しい後悔と罪悪感を覚えていた。アオイの孤独な気持ちが痛いほど分かり、本能的に危険を察知していた。
『私は、あなたを一人にはしない! あなたが苦しいなら、私も一緒に苦しむ!……全部、私のせいだから!』
ヒカルの悲痛な叫びが、アオイの心を揺さぶった。カッターを握りしめた手が、少し緩む。
その光景を、シノブは電話越しに聞いているしかなかった。愛するアオイの絶望と、ヒカルの悲痛な叫び。自らの選択が、3人の関係をどこまで壊してしまったのかを思い知る。
その後……
アオイの自殺未遂をきっかけに、3人の愛憎は新たな局面を迎える。憔悴しきったアオイは、シノブとヒカルをまっすぐ見つめ、虚ろな笑みを浮かべた。
「シノビも、ヒカルも、二人とも愛している。……私たち、三人で、一緒にいよう。このまま、みんなで、破滅しようよ」
その言葉は、悲劇の終わりではなく、新たな地獄の始まりを告げていた。
こうして、3人は互いの孤独を埋め合い、愛憎と嫉妬の中で一つになろうと、歪んだ関係を築いていく。その愛は、どこまでも深く、そして、救いようのないほどに破滅的だった。
展開を早めにしていきます。
読んでる人いなそうなので…




