表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

アオイの決断

ドロドロしてきます


 ヒカルの震える声に、シノブは凍り付いた。電話口の向こうから、アオイのすすり泣く声が微かに聞こえてくる。それは、これまでのすべての甘い嘘が崩れ去る音だった。

 「アオイ、開けて! アオイ!」 


バスルームにこもりアオイは自死をしようとしていた。

ヒカルは何とか扉を開け自死を止めることができた。


 ヒカルは、自分の歪んだ感情が招いた結果に激しい後悔と罪悪感を覚えていた。アオイの孤独な気持ちが痛いほど分かり、本能的に危険を察知していた。


 『私は、あなたを一人にはしない! あなたが苦しいなら、私も一緒に苦しむ!……全部、私のせいだから!』

 ヒカルの悲痛な叫びが、アオイの心を揺さぶった。カッターを握りしめた手が、少し緩む。

 その光景を、シノブは電話越しに聞いているしかなかった。愛するアオイの絶望と、ヒカルの悲痛な叫び。自らの選択が、3人の関係をどこまで壊してしまったのかを思い知る。



その後……


 アオイの自殺未遂をきっかけに、3人の愛憎は新たな局面を迎える。憔悴しきったアオイは、シノブとヒカルをまっすぐ見つめ、虚ろな笑みを浮かべた。

 「シノビも、ヒカルも、二人とも愛している。……私たち、三人で、一緒にいよう。このまま、みんなで、破滅しようよ」

 その言葉は、悲劇の終わりではなく、新たな地獄の始まりを告げていた。

 こうして、3人は互いの孤独を埋め合い、愛憎と嫉妬の中で一つになろうと、歪んだ関係を築いていく。その愛は、どこまでも深く、そして、救いようのないほどに破滅的だった。

展開を早めにしていきます。

読んでる人いなそうなので…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ