交差する感情
ベタてすが読んでください。
最終回のおちまで我慢してください。
シノブはアオイとの関係を深めていく中で、満たされると同時に、ある種の戸惑いを覚えていた。幼馴染としての居心地の良さと、恋人としての新鮮な感情。その狭間で揺れ動くシノブの心は、アオイには言えない小さな悩みを抱えるようになる。
一方、ヒカルは、シノブとアオイが付き合い始めたと知ってからも、シノブへのメッセージを止められなかった。深夜、眠れないヒカルから、シノブに電話がかかってくる。
「アオイとは順調?」
ヒカルの声はいつもと変わらなかったが、シノブはどこか寂しさを感じ取った。
「うん、まあな。でも……なんか、幼馴染だったからか、まだ慣れなくて」
シノブは、アオイにも言えなかった本音を、ヒカルにだけこぼした。ヒカルは、それを静かに聞いた後、こう言った。
「別に焦る必要はない。そのままのシノビでいい。……自分には、シノビのそういう不器用なところ、全部わかるから」
その言葉は、シノブの心の隙間に、すっと入り込んだ。ヒカルは、アオイが見ていない、誰も知らないシノブの心の奥底に触れようとしているようだった。
数日後。ヒカルから再びメッセージが届く。
『今、近くにいるんだけど、ちょっと会えないかな?』
シノブは不思議に思いながらも、近くの定食屋でヒカルと会うことにした。二人は久しぶりに差し向かって話す。ヒカルは、アオイとの馴れ初めや、二人のデートの話を楽しそうに尋ねた。だが、その表情には、どこか冷たい光が宿っているように、シノブには見えた。
食事を終え、店を出る。夜風が少し冷たい。
「ヒカル……なんか、最近、様子が変だな」
シノブがそう言うと、ヒカルは何も答えなかった。そして、突然、シノブの手に触れた。
「シノビ……自分は、シノビのことが、ずっと好きだった」
ヒカルの震える声に、シノブは驚き、言葉を失う。ヒカルの瞳は、悲しみと、独占欲で、歪んでいた。
シノブは、アオイとの純粋な愛情と、ヒカルとの背徳的で歪んだ関係の間で、この後、深く葛藤することになる。
この夜を境に、3人の関係は、友情でも、恋愛でもない、泥沼のような愛憎劇へと変わっていくのだった。
ここから先はもうなんていうかもうなんか愛憎劇です。
今後の3人が気になる方はグッと評価お願いします。




