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10-2 グラデーション

10-2 グラデーション


三弥栄はカメラをサトルに向ける、会議冒頭からカメラを回し、全てを記録しているが、何時から博士面していたのか分からない。残された時間はどれだけあるのだろう。みちゅえるの件から、博士面して内容を聞いていたら、もう3分経ってしまう。


ハリー堀田は「ヘビーメタる」。

会議冒頭の1つ目の議題から博士面されたので、問いを用意出来ていない。そして聞きたい内容である、サトルはどこから来たのかを今、当のご本人が把握している状況。

ここは、サトルの博士面に語らせるだけ語らせるのが証言として最大の情報を得られると判断した。


ハリー堀田が聞く「吸い込まれたとは?」

「まず、三弥栄さんが時間を遡るとき、空間を破る前に蛹の中で与えられた超振動は、肉体を素粒子まで分解してコアとなる素粒子群に量子ゆらぎを発生させている。そのコアが分裂。2つのコアが2つの量子ゆらぎ状態となって肉体の再構築、変態を開始した。その結果、三弥栄さんの肉体とν臓器とにメタモルフォーゼされ、1つは三弥栄さんの精神ともつれて収まり、もう1つには、ν臓器の量子ゆらぎ状態と深淵にいる私のゆらぎがもつれて、私はν臓器ぬいぐるみ再構築の中、互いに引き寄せられて一体となった。天国への階段を肉体ごと上れる人物が現れて、生体時間転移が行われなければ、これはできない。私は繰り返しずっと待っていたんだ。」


ハリー堀田がさらに聞く

「では、こうなることを知っていた?」


「そう、私はずっと深淵にいて見ていた。ここまで42回、全てを。それが深淵に閉じ込められた私の力であり、これでしか私は深淵から脱出できなかったんだ」


「42回とは?」もう1つ聞く


「兄貴が出るまでリセマラしてたんだ」

ポンコツ面の答えなのか博士面の答えなのか分からないが絶妙な例えで辻褄の合う理屈を返答してきた後、ポンコツ面と化した。


「2分です」この段階で三弥栄は博士面してからの録画経過時間を伝える。3分とするには、遡ること1分必要。既に博士面していたのだろうか。


ハリー堀田の「ヘビーメタる」はさらに機能する。博士面からポンコツ面への移行を遂げたポンコツに矛を向ける。ポンコツへの移行時に返答がグラデーション(どっちが言ったかよく分からない)になったのを見逃さなかった。ポンコツには制限がなく、可能性の塊かもしれない。


「ポンコツ、名前は思い出したって言ってたよな?」

「そう、おいらはサトルだ。思い出したんだ。サトルだ」

「他に何か思い出はある?ここに来る前の」

ハリー堀田の「ヘビーメタる」はポンコツ面との対決に舵を取った。

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