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7-2 「Runaway」

7-2 「Runaway」


よくよく考えれば、

みちゅえるは三弥栄以外には「インビジブル(透明)」であり、意思疎通も三弥栄オンリー。これはとても便利である。


見えない場所での出来事を伝えて貰う。

これは、便利を超えた存在してはならない能力。


この「インビジブルみちゅえる介入」の利用が三弥栄には可能。麻雀とポーカーで使用すれば「インビンシブル(無敵)」。


三弥栄はみちゅえるから虎太郎接近の報告を待ちつつ、部屋に着るものがないかと探しながら、ふと、みちゅえるの能力の利用を、みちゅえる、インビジブル(透明)、インビンシブル(無敵)の頭文字から「MI2」と呼ぼうと思いついた。着る服は見つからない。


思いついたそばからMI2が見張りを終えて部屋に来た。

「ブンちゃん、ブンちゃん、虎太郎来たよ。1回通り過ぎて周りに人が居ないの確認してから戻ってきた。今、本を拾って読み始めてる(笑)」と言って爆笑しながら三弥栄に報告を行い、「はぁ〜、おかしい、マジウケる」と言って目尻の涙を拭った。急に三弥栄を「ブンちゃん」と呼び始めた。


どうやら、トラップ(The book)は上手く機能したようである。


「もっかい見てくる~」

と言ってMI2が部屋をでる。


気が付くと股間のぬいぐるみが居ない。

カサカサと音がして部屋の扉が開いて閉まる。何かが部屋をでた。


「カーテン!!」

三弥栄が思い付く。カーテンを外して纏えば良い。カーテンを開け、椅子に昇って外そうとする。窓の外にいる掃除のおばちゃんと目が合った。


「1階かよ…」

三弥栄が呟く。


おばちゃんは叫ぶ。

「HENTAIだぁ~!!」


おばちゃんの目線は椅子に立つ三弥栄の股間の高さ。

ぬいぐるみはもう居ない。

三弥栄を指さし叫び続ける。


カーテンをちぎって纏い、三弥栄は部屋を出て逃げた。

虎太郎が恐れていた事態へと進んで行く。

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