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虚の機繰  作者: 浮海海月
新人戦編
16/17

16.屍達の舞踏会序幕–拾弐–

 回転する大鎌を右に走り躱わす。無論、それを許してもらえるはずもなく、大鎌は回転を止める。

「マズッ!」

 斬撃が来る。ただでさえ負傷に負傷を重ねた身体をバラバラになどされてたまるものか。

「欠伸が出るな」

 屈む紅葉の顔が奇術師のローキックで歪む。理解が追いつかないままに後転を続ける。

「フェイントかよ!」

 上げた顔の後ろから打撃が加えられまた顔が地面にぶつかる。

「ーーーーーッ!!」

 あまりの痛みに頭を抱え込むと、後頭部が大きく盛り上がっている。

 コブ付きになってしまうとは、情けない。

「しては不味かったかな?あぁ、そうか。キミにこういう類の物はまだ早かったか。それなら以後キミ相手にはこういったことはしないとしよう」

 ー笑っている。

 それはもう笑顔の仮面の下はそれ以上のとびっきりの嘲笑する顔を浮かべているんだろう。いやでも脳裏に浮かんでくる。

「余裕かよ…!ハンデやったの後悔しないといいな!」

「必要ない。こうでもしないと遊戯にならないからね」

 そうかよ、と悪態を漏らした紅葉が行く道は楽団へと行く道。

 寄り道もせずに真っ直ぐに奇術師(マジシャン)の待つ楽団へと走る。

 彼は奇術師の様な芸と華のある戦闘法など知らない。出来っこない。

 宣言通り、直線に紅葉の下顎を貫く大鎌を左に抜ける。大鎌は回転し、走る紅葉の右の脇腹を狙い柄を振り抜く。

 一か八か、股下をすり抜けるスライディング。柄は空を斬り、奇術師の片脚を掴み立ち上がる。

(トッた!)

 振るうは打刀ではなく人間の方。身体を翻し、笑顔を貼り付けた奇術師を投げ飛ばす。

 …投げ飛ばす。

 ……投げ飛ばす…

「いや重えよ!どんな体幹してんだお前!気色わりぃ!」

 片足を持ち上げられた仮面の男は自身の身体を余りの一本で支え、尚且つ紅葉の投げ飛ばさんとする力を遥かに上回る力で抵抗していた。

「どうしたもこうしたも、この程度で放られてもらえる訳もないだろう?あぁ失礼。キミにとっては渾身の一撃になるはずだったことを忘れていたよ」

 この男は何かにつけて嫌味を言わないと死ぬ病気にでも罹っているんじゃないか?と嗤う男に心の中で嫌味を。

 しょうがないだろう?今の紅葉がどう返そうと、悪い大人の前で戯言(たわごと)を喚く子供にしかなり得ないのだから。


 紅葉が掴んでいた脚がいい加減放せと言わんばかりに紅葉の顔面に突きつけられる。

 さしもの紅葉もこれには手を放す。

 宙に放たれた脚は平衡を失うその瞬間を逃さず胸間を捉え突き放した

 存外に高い威力を孕んでいたのか、紅葉が軽いのか、はたまたその両方かは知らないが、紅葉は蹴られたことで完全に倒れ込むのではなく後方の一本の木にぶつかるまで飛んだ。

 嗚咽を漏らす。漏らしただけで済んだとも言えるか。

 その証拠に大鎌が迫る今もどうにか身体を転がして避けることが出来た。

 紅葉の背にあった木が宙を舞っている。そして、すぐに軌道は頂点に達し、落ちていく。

 二人の視線が錯綜する。

 手を止めず次の斬撃を繰り出そうとする奇術師と、姿勢を低く居合いの構えをとる紅葉のが。

 二人のそれが交わる場所を遮るように何かが通り抜けていく。

 その何かなど言わずとも判るだろうが、これが通った正にその瞬間に紅葉の手は動く。

 居合は剣術において最速、最強を謳われる技。

 その所以たるは抜く、斬ると言った二つの動作を抜き斬る一つの動作に変え、逡巡の間も与えず敵を斬り捨てることにある。

 即ち、一瞬たりとても居合を扱う相手からは目を離してはならないのだ。


 噴き出るは人の血。薫るは鉄の匂い。

 ―それと焼きつく炭の香り。

「?…」

 理解が追いつかない。何が起きたのか。

 間違いないのは目の前で爆発起きたこと、変わらず大鎌は振るわれ紅葉の肌を裂いたこと、何も出来ずただ受け入れることしか出来なかったことだけだ。

「これはフェイント…に入るか?困ったな。判定を下すのがキミと私しかいない以上、キミがいないと偏った判決しか出ないんだが…」

 喋れないのはオマエのせいだろうに。何を困った声色鳴らしてやがる。

「…いい顔をしているな。ススさえついていなければなお良かったんだがね」

 それもオマエのせいだろうが。今にその嫌な口を聞けなくしてやる。

「アアアアアアアアアアアアアアア!!」

「ハハハハッ!あぁ、そうだ!それでいい!キミにはそれが実にお似合いだとも!」

 我武者羅に叫び刀を振るう。

 一撃、一太刀でも良いからこの男に喰らわして黙らせてやる。

 左切上げに逆袈裟で応答される。

 右薙は蹴り上げ、打ち上げられる。

 唐竹を割る打刀はひらりと身体を翻して躱される。

 奇術師と紅葉の背中が合わさる。

 一つ二つと飛んでくる肘鉄にこちらは掌を突き出し受け止める。

 どちらが先か。僅かに奇術師が先んじて動いた。

 だが、互いに向き合うように身体を翻し、奇術師は右から脚を蹴り上げ、紅葉もまた身体を翻すが奇術師からは距離を取るように動く。

 だがそこはまだこの男の射程圏内。

 蹴り上げられた踵は地面に垂直に振り下ろされていく。

 向き合う紅葉の眼は見開かれ、再度身体を翻す。

 (なび)く身体の裏から出でたるは―

(不可視の棒か!)

『虚無』から生まれた無骨な棒。視覚情報として捕らえることの出来ないそれは笑顔の仮面に飛来する。

 作戦変更。

 攻撃対象を仔犬から飛来物へとシフト。撃墜する。

 再度飛来するのは(チェーン)。何もついてない、ただの鎖。

 それを鞭に奇術師を追い込む。いい加減一発くらいもらって欲しいところだ。

 しかし、飛翔するパイプも鞭も、不可視にしたところで飄々とした立ち回りの前ではさして意味をなさなかった。

「少しは頭を使ったようだね。工夫が見られていい。評価に値するよ」

「そりゃどうも。人から褒めてもらってこんな嬉しくないのはオマエが初めてだよ」

「ひどく嫌われたものだな」

 傷つくね。とかなんとか(のたま)っているが平気でまた鎌振り回している時点で大して気にしてないのが判りきっている。

 珍しく邪険なものは感じなかった物言いだが声色が笑っているので紅葉的にはアウト。全然褒められた気もしない上に嫌味を感じる。


 大鎌は回転を続け、止まったと思えば紅葉の方へと奔る。

 ただでさえ重い斬撃は、遠心力を加えられ殊更に重く威力も増していく。

 紅葉も受けるのではなく流す方向に対策を張る。

「一撃一撃が重く受け止めきれない、受け止めても反動でまともに動けなくなるような攻撃は流す」戦場の鉄則とひばりから教わった。

 振るわれた鎌は反った刀身に沿わされて流されていく。

 一瞬防御が緩んだ胴に体当たりをしてから右切上を、と身体を動かす。

 最もそれが実行できるとは限らないが。

「だーかーら!なんつー体幹してんだっての!」

 一応とは言え鍛えているし、そこそこに重さもある体を喰らってもなお、この男が揺らぐことはない。

「なんだ、押し倒そうとしていたのか。つまずいたのかと思ったよ」

 そんな派手に転ぶことがあるか?という疑問は他所に碌に構えも取らないまま刀を振るう。

 そんな攻撃は奇術師は躱すこともせず、ただ手で払うだけ。

 刺突(つき)はくるりと回した大鎌の柄が払う。

 払われた勢いを利用して身体を右に捻り左の脇腹に蹴りを入れる。次の瞬間にはきっさきが脚を貫いていたが。

 脚を釣った鎌を更に回転させ、人喰いザメよろしく噛みつく仔犬を吊り下げる。

「クソ…」

 懐から抜き出すは89mm×57mm四方の厚紙。刻み込まれるのはハートの女王を護る兵士の柄。

 確率2809分の1、ハイリスクハイリターン期待値低めのギャンブル。

 ただし、ルールを知らないお子さまは蹂躙されるだけ。

 紅葉の身体に四つの斬撃が加わる。斬撃は容赦なく仔犬の身体を引き裂き、毛色を朱に染め上げる。

「…哀れなものだな」

 既に身体は傷だらけだった少年は気付けばひどい火傷と裂傷が加えられ、その上に青いアザや紫の斑点が浮かび、肋は折れて。

 息も絶え絶えに浅くしか吸えない。身体が言うことを聞かない。意識が朦朧とする。

「ア…アァ…ガ…」

 眼は虚として開かれず、耳は甲高い金属音だけを捕らえる。

 奇術師が大鎌を帽子の中にするすると収納しながらそんな紅葉に歩み寄る。

 帽子まで脱いで、敬礼するつもりなんてないくせに。

「…ここまでとなると少々心が痛むな。永く苦しませるのは私も趣味ではないのでね…今楽にしてあげよう」

 代わりに取り出したのは小さなナイフ。果物を切る、林檎をウサギに変えるような小さなナイフを。

 紅葉の脇に片膝を立て、座す。

 握った手は喉笛から身体の線に沿わせて降りていき、胸間からやや左にズレた位置で停滞する。

 白金が輝き、突き立つ。

 紅葉はまだ嗚咽と涎を漏らすだけ。


「…紅葉…待って…待ってくれよ…」

 透馬。

 紅葉の古い友人で親友で、今は戦友でもある。

 お前はさっきまで何をしていた?

 腰を抜かして仲間が闘い傷つく様を茫然と眺めるだけで、何か意味を為したのか?

 ある訳がない。だって為す術なく見ていただけなのだから。そこに意味を見い出せるほど俺はポジティブじゃない。

 だから、待って。

 それは、それだけは。

 俺の友達くらい、守らせてくれ。

 手を伸ばせ。

 地面を叩け。蹴り飛ばせ。


 どうして動かないんだよ


 白金が抜かれる。

 紅葉の胸にぽっかりと空いた穴を埋める物は何か。嗤えることにも綺麗にハマるのはあのナイフだけだろう。

「おや、キミも来ていたのか。キミはいくらか利口だな。友を殺める人間の邪魔をせず、己だけは生きようと言うのだろう?」

 気づけば奇術師は透馬の裏に影を落とし、嘲笑う仮面は耳元で囁くのだ。

「実に意地汚い生存欲だ。きっとキミは良い戦士になる。仲間まで見捨てて最期まで戦場に立ち続ける勝利を掴む、ね」

 私はそれも嫌いじゃない。

 俺はそんなの嫌いだ。

 おや、キミは動かなかったじゃないか。

 違う。俺に勇気がなかっただけだ。

 違う?キミは勇気があったら戦ったか?あの仔犬ですら立ち向かったのに対し腰を抜かしていただけのキミが、か?

「うるっせぇんだよ!お前!」

 抜き出すのはKP85。撃ち出すのは9mm口径の鉛玉。

 ゼロ距離からの射撃の効果は先の戦闘が物語っている。

 これをお前の腹に撃ち込んでやる。

 響くは撃鉄音。

 燃ゆるは硝石と硫黄。

 弾け飛ぶのは月兎ではなく薬莢(やっきょう)


 鮮やかな(あか)が舞うことはない


()()は逃げられない場面で使うからこそ輝くものだろうに。頭は回ると思っていたが見当違いだったか」

 撃ち止めず再度発砲。

 鉛玉は木目を貫き、停止。

 鎌は大きく振られ、月兎を吹き飛ばす。

 何メートルか動いて受け身も取れずに着陸。回転は一本の木にぶつかってようやく止まる。

 目の前にはトランプのカード。役はハートの3。

 盛大な爆破を三つ、丁寧にリボンまで付けてプレゼント。ご満足頂けただろうか。

 爆煙から姿を出すのはやはり兎。

 地面を蹴り飛ばし、普段よりも遥かに速いスピードで奇術師に迫る。

 繰り出すは上段への足刀。それも簡単に右の手の甲で受け止められる。

 そのまま脚を絡ませ体を捻り背に回る、後頭に踵を落とす。

 それも背に回した鎌の柄に阻まれる。

 振り向きざまにチラつく笑顔の仮面が憎たらしくて堪らない。

 一回転してしなる三日月が透馬の鳩尾(みぞおち)に落ちる。急所に刺さる三日月の鋒にあえなく嗚咽が漏れる。

 だが、距離は空いた。このうちに射撃を。

 射撃を。

 射撃…を…

 透馬の頰肉が歪み、頭蓋が体を連れて地に堕ちる。

 ほんの少し飛んだだけでは碌に時間もくれやしないみたいだ。

 受け身を取り、素早く立ち上がり早速計四回撃鉄を鳴らす。

 熱を帯びた鉛は奇術師の四肢へと一直線。

 もはや避けることさえもせずのらりくらり歩みを続ける。傷一つもつかずに。

 透馬もまたじりじりと後退(あとずさ)りながら攻撃を続ける。傷はつかない。鎌は振られていないし、トランプも抜かれていないから。

 もう一度発砲。

 もう一度発砲。

 しかし何も起こらなかった。

 もう一度。

 もう一度。

 もう一度。

 しかし何も起こらなかった

 発砲。

 発砲。

 発砲。

 発砲。

 ーしかし何も起こらなかった!

 脳内に響くのはあの男の見下したような嗤い声。脳内を巡るのは、絶望。


「何が…そんなに面白いんだ…?」

 笑顔の張り付いた顔の下にどんな物が渦巻いてるかは知らないが、わざわざ趣味の悪い表情(嘲笑)を選んだあたり碌な物じゃないことは確かだ。

 透馬はもう立って戦う気も、時間を稼ぐ気も、ましてや少しでも抵抗する気も果てて、へたりと座り込んでいた。

 もう動けなかった。動く気にもなれなかった。

 トリガーを引く指は落ちて、蹴りを撃つ脚は打ち付けられて、せめてもと伸ばした腕は折られて。頭蓋骨にもヒビが入ったかな、もはやものを考えることすらままならない。

(何やってるんだろうな…俺…)

 少し、ほんの少し他人より戦えるからと選んだ闘いの世界。事実つい数ヶ月前までは上手くいっていたし間違ってはいなかったと思う。

 でも気づいたら遠く後ろにあいつがいて、遠くに超えられない人たちがいて、俺は眺めているだけで良いって思ってたのにあいつが走ってたから、届こうとしてたから。

(俺まで…見たくなったんだっけ。向こう側…)

 それで望む景色が焼け野原じゃ世話ないな。

 口から漏れ出したのはそんな自身を嘲る皮肉。

「遊戯はこれで終いかな。では今楽にしてあげよう。先の通り、特段甚振る趣味も持ち合わせいないのでね」

 鎌に手が掛かる。歌劇ももうクライマックスが近い。息を呑むのすらも阻まれる。

「死は平等であるべきだ。どんな悪人だろうと善人であろうと平等に訪れるものであるべきだ。それだけが人類に許された唯一の平等であるのだから。死後の断罪も贅沢も妄言に過ぎない」

 三日月に明け方の月が輝く。金糸が妖しく、だけども綺麗だ。終演の時は近い。

「前後の文脈が如何であろうと死が命を刈り取るのは刹那でいい。その一瞬にも満たない時間が最も…」

 鋒が揺れる。斬光が奔る、首元へ。

「人が輝くのだから」

 随分と荒れた歌劇も終わりはこんなにも静かに訪れるものなのかと感嘆の息が漏れる。

 その先に広がるのは真っ暗闇だというのにも関わらず。

 目を閉じてそれを迎える。あの三日月ならばこの首も一瞬で刎ねてくれる。だから、待とう。静かに、閑かにその時を。

「…すまない。彼によろしく伝えておいておくれ」


 俺の記憶はここで途切れた。




 ―――――――――――――――――――――――――



 葉月の暮れの時だった。ひぐらしの泣き声が酷く耳の中でこだまして焼きついて仕方ない。


 立ち尽くしているのは凄惨に荒んだ教室。


 机も椅子も正しい居場所を見失って、生徒の眠りを妨げる遮光の布も微塵に破れて千切れて。そんな場所に『彼』は独りで立っていた。


 …ここはどこなんだろ


 見渡せばいつもの見慣れた教室であった場所であることがなんとか伺える。座席に『彼』の名前と友人たちの名前が見当たらないのだけが気掛かりだ。


 …なんでここにいるんだっけ


 これはお前の罪 消えることのないお前の、『――――――』の穢れ


 思い出されるのは思い出したくもない悪夢のようなあの日の、あの日々の片鱗。錆びて取れない汚れが脳裏にこべり着いて離れない。


 あんた    むん

    なんか産      った

          じゃなか


    せいだ        ば

 お前の      えいなけれ

       お前さ      あの子は


      下げて俺     お前の顔

          の前に来た        と言っただろうが

 どの面             は見たくない







 あの人を返せ

 返せ

 でなければ償え

 であれば贖え

 お前の四肢を以て、お前の身体を以て、お前の血を以て



 お前の死を以て



 泣いていたのはひぐらしだったか、それとも『――――――』の心だったか。それともあの子だったか。巡れる記憶の奔流の中に罪深い欠片を見出し手繰り寄せる。


 行かなきゃ


 そうだ。お前の居場所はここじゃない。歩め。探せ。あの場所を。あの時を。

 お前の罪を。


 道中に見かけるのは皆黒く濁ってその顔を窺うことは叶わない。許されない。


 黒い影たちは『――――――』に手を伸ばす。


 振り解くことも許されるはずもなく怪く闇の中で輝く眼は『彼』を呑もうと引き摺り込もうとその手を。


 お前の背中が軽いことは赦されない。


 そんなことが赦されるとでも思っていたのか。


 お前は常に彼らを背負って歩まなければならない。


 常に泥中に沈んでいなければならない。



 ー嗚呼、なんて哀れなのだろうか


 そう憐憫を抱いていてくれていた人ももうお前の前にはいなくなってしまったが


 ああ、沈んだ頭の中ではもうそんなことまで判らなくなってしまったか



『――――――』、なんて罪深い仔だろう








神河紅葉:魔力操作 D

     能力   虚無

     ランク  なし

     所持ポイント 棄権


切頭透馬:魔力操作 D

     能力   『月兎』

     ランク  E 

     所持ポイント 203点

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