14.屍達の舞踏会序幕−拾ー
時刻は少し遡り、猿川がタワークレーンを倒すおよそ二十分前―
休憩所から出て来た紅葉と透馬の二人は一度都市エリアを離れ森林エリアを進んでいた最中に運営からの避難通知を受け避難所まで突き進んでいた。
鬱蒼とした森の中では障害物も魔物も多い。可能な限り足を止めず向かいたいのだが、それがある場所からピタリと動きが止まってしまっていた。
「いや、だからそこ通してもらわないと避難所行けないんだって」
「遠回りするとか他にも道はあるだろ。俺がダメだって言ったらダメだ。ていうか、避難所に行くくらいのザコが俺のナワバリ通れるとか思ってんのか?力も無けりゃ脳みそも無いってか?笑わせんなよ」
やや上を見据える二人の視線の先に、少年が木々に包み込まれ枝の上で寝転んでいる。
瑠璃に近い紺に染まった髪はやや長く、流された後ろ髪とは対照的に前髪は丁寧に整えてある。しかし一番目に留まったのはこんな場所に学ランの制服姿で来るという豪胆さ。紅葉ですらジャージを着ているというのにこの少年は、さぞかし腕に自信があるのだろうが線は細く、とてもそういう風には見えない。
しかしここまで言われると流石に思うところがある。それどころか、少々頭に来る。
「あのな、オレたちは棄権するために行くんじゃなくて避難するために行くんだっての。こんな時でも逃げないオレカッコいーとか思ってんのか知らねーけどさっさと通してくれって」
透馬は少年の顔が少し歪んだ…というより額に十字状に血管が浮き出てくるのを見逃さなかった。
少年はフワリと体を浮かし地上へと降下を始める。
「来るぞ!」
土煙が舞う。眼光が輝く。
「ヨースルにお前らビビって逃げるだけのザコだろって言ってんだよ。腰抜けがイキがってんじゃねーよ」
宙を舞う土煙から突出するのは鋭利な爪。丁度紅葉の目の高さに合わされたそれは頬を切り裂く。
一筋の血が滴る。心臓がうるさい。頭の中、警告音がうるさい。
「ここは俺の、シックル・コエルロのナワバリだ。通る前に通行料としてお前ら片方の命を寄越せ」
肌は鱗肌に変わり、手足の爪は獲物を逃さない鉤爪となり指は長く細くなる。尾骶骨からは長く硬い尾が伸び、脚は緩く曲がる。歯は牙となり、黄土色の眼の瞳孔は縦に伸びる。背丈は高く2〜3メートルはあるように見えた。
人と何かの中間に形態を留め、襲いくるのはー
「恐竜…」
かつての地表の覇者の威を身につけた脅威。
メガラプトル―後期白亜紀の前期に生息した大型獣脚類。巨大な鉤爪を持ち、切り裂くことに長けた武器を持つ。八メートルに及ぶ巨大な体躯を持つ略奪者である。
速い、そして硬い。
ラプトルの俊敏な動きと鱗に守られた身体には紅葉の刃はさほど効かず、透馬の蹴り技も銃弾も弾いてみせた。
しかし最も厄介なのは人の知性を持っているということだろう。
(右…その次は下…いや頭突き?クソッ!分かんねーよ!)
そのどちらでもない左からの尾の薙ぎが飛ぶ。
ガラ空きのボディに深く入り込む打撃に耐えられず悶え喘ぐ。
(立てない…!立て…立て直さないと…)
「モミジ!」
紅葉の頭上に振り落とされる鉤爪をハイキックで跳ね返し、続けざまにシックルの胸板の上を跳躍し吹き飛ばす。
速やかに紅葉のそばにより声をかけるも、まだ苦悶の表序を浮かべている。
「肩貸すからなんとか立ち上がれるか?とにかく移動するぞ」
(俺たちの目的はなにもあいつを倒すこと…点稼ぎじゃない。隙を見て移動できるならそれに越したことはない)
だが、人一人支えながらでの移動速度などたかが知れているというもの。それも足場も悪く障害物の多い森の中でならなおのことだ。
それに対しラプトルはこういった環境に適した進化を遂げた略奪者であり、その速度は時速90kmまで達するものもいる。速度勝負ならどんな相手でも不足を取ることはない。
乾いた枝の折れる音が断続的に鳴っている。
「あの巨体だ、音が鳴るのは防ぎきれないか?いや、だとしても鳴り過ぎだな。なにかしら企んでると見ていいだろ」
音が近づく。これ以上の接近を許さぬよう銃身から火を吹かせ、威嚇する。
二回。撃鉄が激しくぶつかる音が鳴る。木の葉の擦れる音、枝が折れる音が遠退く。
「いくら恐竜でも銃は怖いか?」
(いや、一発だけだがアイツに弾かれてる。効いてないって訳じゃなさそうだったが、それほど脅威ではないだろ)
紅葉を支える形から背負うように変え、跳躍し木の上へ移動する。跳躍を続け木の上から木の上へ。
(じゃあ、わざわざ下がった理由はなんだ?いや待てよ…まさか!)
八メートル体躯の巨大な口と変に並びの良い牙が目前に迫る。
直前、シックルの思惑に気づいた透馬が全身を止めたことで被害はなかったが第二の武器、鉤爪によって左の脇腹を抉られる。
「一度人間に戻ってから全身恐竜に変身か…器用だな」
最初音を鳴らしていたのはわざと、威嚇射撃と同時に身体を縮小させ、その内に二人の進行方向へと先回りする。ラプトルらしい、狩りの方法だ。
「あんまやりたくないないんだけどな。燃費悪いし」
自らを嘲笑するように言うがその眼は笑ってなどいない。依然として獲物を見定める略奪者の眼だ。
「やってくれたってことはそれなりに俺たちのことは評価してくれてるってことでいいか?」
ニヤリと笑う。
透馬の背に人影は見えない。
白銀の太刀が斜に落ちる。背後から逆袈裟を斬り伏せる斬撃が一閃。
反撃などさせぬよう、ボディに中段蹴りを入れる。ひばり仕込みの体術だ、一ヶ月の間でもそれなりに通用する。
「お前、人間のときはさ」
「魔力使ってねーんだろ」
見つけた、覇者の弱点。
変身の能力、それは変身する対象にもよるが全身での変身は魔力の消耗が激しいことが知られている。
その為にこの能力を持つ者は皆、身体の一部の変身、もしくは人と何かの中間の形態に留め魔力の消費を抑える戦い方をする。
しかし、彼の場合は異なり、変身の前後での体躯のギャップを思う存分に使うため、人間時の使用魔力を可能な限りゼロにしている。
そして、それがバレた今、脅威となるのはー
「それがどうした?お前は一発もらっただけでダウン。もう片方は腹を抉られてる。こんなんで俺を追い詰められるとでも?」
紅葉が走り出す。鎖を創り、壁を創り、柱を創り、そこらかしこを駆け回る。
「ッヤロウ!」
すぐにその後を追いかける。
二人の悪名はすでにあらゆる参加者に知られている。都市エリアの魔物のボスを倒した冷徹な月兎と無名の新人として。
その事実は共有され気づけばその噂はこのホールの中の高校生のほぼ全員が知ることとなった。そしてそれはシックルの耳にもしっかりと入っていた。
(あいつの武器はやけに高い機動力とそれを可能にする莫大な魔力!ここは俺の独壇場じゃない!むしろあいつにとってここは天国だ!)
左の方から音が聴こえるとほぼ同時。斬撃が空を駆ける。咄嗟に腕を鱗肌の恐竜に変え斬撃を防ぐ。
カウンターを入れようとしている間にはもういない。
また速度と時間を稼ぐ時間に入る。
「スピード勝負か。いいぜ、ノってやるよ」
(速えっつっても追いつかないほど速い訳じゃねーし、パワーもある訳じゃねー。ムダに高い格闘技術以外はほとんどザコそのものだろ!)
脚部だけを鱗肌と密度の高い筋肉と大腿骨に変え走り出し、木々の間をすり抜けていく。
いくつか紅葉の鎖の鉤爪が引っかかって跡の見える木が見つかった。
それらから紅葉がどこに移動したのか推測しそこを目指し、奔る。
着々とシックルとの間が埋まっていく。
脇腹で鈍く走り続ける痛みを抱えてはあの巨体を撒いたあの速度を維持し続けることは出来ず、かえってあの少年は無傷、五体満足のために最速を維持し駆け抜ける。
自身の右半身に冷える感覚が。
『恐怖』。一ヶ月磨き続けた第六感に近しい感覚。それが紅葉に危険を告げる。
刀を抜き、やってくる鉤爪を受け止める。
受け止めた勢いから後退る。
「お前マジでなんでそんな弱いのか理解できねーんだけど。なんなんだ?お前」
怪訝な顔を浮かべ、プラプラと弾かれた爪を手の平を揺らしシックルが問う。
紅葉の頭の上にはクエスチョンマークを浮かべている。
そりゃ初心者だし?とでも言いたげな顔と、なんで今?という顔が混ざった表情を浮かべる。
「分かんねーならいーや。さっさと片付けるから」
顔の正面に突き出された拳を右に躱し、姿勢低く素早く懐に潜り込む。
それを待っていたかのように左脚でのローキックを繰り出される。勢い止まらず真っ直ぐに脚に突っ込んでいく。
四、五転してようやく蹴りの威力が無くなって片手をついて止まる。
「イッ…ツ…」
赤みを帯びた顔の鼻から血が垂れる。
朱に染まった面を上げれば腹を空かせた捕食者の大口が迫り来ることに気付く。
鋭く輝く牙を上体を屈めて紙一重で避けて、転がりつつ下顎に斬撃を加える。
「マジで硬すぎたろお前ェェェェ!」
回転を利用して立ち上がり、一切足を止めず一時撤退を図る。
効果音にするなら「ドタバタ」がピッタリと当てはまるような足運びでなぜこんなに速く走れるのか甚だ疑問だがすでに紅葉はシックルからだいぶ距離を空けていた。
数秒。シックルから離れていった紅葉を見て少年はあんぐりと口を開けて呆然と立ち伏せていた。
そして、意識を連れ返して離れて行く彼を追い始める。
「あ、待ちやがれェ!」
紅葉の場所を探すのに苦労することは何も無い。
シックルの言った通り、紅葉の持つ魔力量はかなり多い上に魔力制御は雑。
魔力探知をしなくてもなんとなく感知することができる魔力だけでどこにいるのかが分かるのだ。
紅葉の場所まで着くのに時間はかからなかった。
ただし、その理由は痛みによる減速ではなく、居合術 ー抜刀術とも呼ばれる剣術最速と謳われる技を放つ為に構えを取っているからである。
「オラァ!」
「…ハ?」
納刀されていた打刀は素早く鞘から抜き出され最速で右切上に斬撃を放つ。
変身の余裕など与えない。
鮮血が吹き出す。
シックルの右腕。咄嗟に半身を引かせダメージを最小限に抑えたが右腕だけは守りきれず大きく切り傷が残る。
背中と右腕に鋭利な痛みが走る。
「やっぱりだ。お前そんなに能力使うのそんな得意じゃねえんだろ!」
刀を構え紅葉の口角が上がる。
「だったらどうする?」
シックルも笑い返す。
「勝ってやるよ」
剣道において踏み込みの甘い者は一本を取ることは叶わない。
即ち、剣術においてもそれはまた同じ。
踏み込み敵の間合いに入り込むことの出来ないものに勝利という名誉など与えるに値しない。
だから大きく出る。
口先だけでなく、心も身体も。
右足を大きく出した左の逆突き。
それを刃先で軽く切り上げて弾き、そのまま振り上げた刀を脳天から振り下ろす。
無駄に硬い鱗肌と裏腹に彼の身体は柔らかく刃を簡単に通した。
だが、それに怯むことなく続けて中段に左脚での足刀での蹴りを放つ。その足には鉤爪が付いており紅葉の肌を切り裂く。
蹴りに負けず劣らずに突きを放つ。しかし、蹴りで少しリーチを開けられた今、刺突は深くは刺さらない。
浅く右の肩に刺さった刀は身体を捻り簡単に抜かれ、捻った反動を使い、メガラプトルの筋力を活かした正拳の突きを紅葉の胸板に。
一度距離を取り、背後に回り込もうとするも、それを長い尾が許さない。
尾が紅葉を掴みぐりん、と反対方向へと投げ飛ばす。
「まだまだ!こっから!」
枝々を巻き込みながら紅葉が飛ぶ。
そして一本の大木にぶつかることで止まる。
嗚咽を漏らし、地面に落ちるがすぐに立ち上がり反撃の構えを取り跳躍する。
紅葉の飛んできた方角から弾丸の如きスピードで膝蹴りを飛ばす恐竜が突っ込んでくる。その威力は紅葉がぶつかり凹んだ大人四人でやっと一周出来るほどの大木がへし折れる程。
それがさっきまで頭があった位置に繰り出され背筋に冷たい感覚が再び走る。
「オレのこと殺す気かよ?!そんな腹立つようなこと言ったかオレ?!」
振り返り、袈裟を斬りつけながら叫ぶ。
「お前こそさっきから着々と俺が変身してねーとかばっか斬りやがって!鱗も切れねーザコのくせに頭使いやがって!」
叫ぶ紅葉の腹部に叫びながら跳び蹴りを。
跳び蹴りを受け止め足を掴み、ジャイアントスイングで二周回してから放る。
「しょーがねえだろ?!切れねーんだからさぁ!ザコはザコなりにガンバってんだよ!」
放られ木に衝突する前に空中で宙返りし、木に足をつけ着地ならぬ着壁をする。
着壁してすぐに脚に目いっぱいに力を込め跳び紅葉の頭上へ。すれ違いざまにひっかき傷をつけていく。
「開き直ってんじゃねーぞ!アタマまで弱っちいのかテメーは!」
鉤爪の刺突の連撃。これを捌き流す。
連撃が駄目ならばと上段に素早く突き刺す蹴りを放ち、身体を捻らせ中段に掌底、カウンターに肩透かしを受け体勢が崩れる。連撃が止まる。
肩透かしの後に頭突き。二人の額が紅潮する。
ふらつくシックルの隙を逃さず踵を振り抜いて蹴りを放つ。
距離の空くのを許さず流れるように踏み込んで左足の横で構えを取っていた刀を切り上げる。
硬い音が鳴る。
かろうじて斬撃の直前に腹部から胸部にかけてをラプトルの強固な鉄壁に変えたのだ。
「ああもう!コロコロ変えやがって!いい加減まともにくらってくれ!」
「誰がテメーのキッタネー太刀筋なんか受けるかよ!大人しく素振りでもしてろ!」
一文字の薙ぎ払いも、袈裟斬りも、脳天への振り下ろしも飄々と躱される。
後退したシックルの全身の魔力が燻る。それを感知する手段は紅葉にはない。
燻られた魔力は彼の身体を恐ろしい巨大な爬虫類へと変え、その巨体から繰り出される噛み砕こうという魂胆の大口と牙を続々と紅葉に向ける。
大口を上体を反らしたり、体を屈めて前に転がったり、横っ飛びで躱わす。
無論、鱗肌を斬りつけられないことは重々承知しているので無駄な体力を使わないように反撃などは一切せずに避け切ることに全力を注ぐ。
牙が迫ってこなくなってようやく反撃と行こうとする紅葉の真横の木々がへし折れていく。
それに気付いて身体を屈めようとするも、間に合わずにしなる鞭をモロに受け入れてしまう。
口から涎と痰に混じって鮮やかな血が姿を現す。
そのまま木に衝突しダラリとへたり込んでしまった。
どれくらい時間が経ったか。
最初に受けた鞭打ちですら肋骨が折れて体が動かせなくなったというのに今度はボロボロの体に打ち込まれたのだ。
肺に直にダメージを負い、意識を手放しそうになる。
体が言うことを聞いてくれなくなった。刀を握ろうとしても細かく痙攣するだけ。
不幸中の幸いに、シックルはこちらに寄って来てはいるものの先のこともあり警戒しているのか、まだ詰めてくる様子はない。
(頭が…ぼーっとする。頭痛…イッテェ…ぶつけたときに血でも出したかな…そろそろキツイな…)
手に精いっぱいの力を込めて刀を握る。折れた腕が悲鳴を上げている。
寄り掛かりながら弱々しくも立ち上がる。足は震えている。
危険はないと判断した恐竜は人と恐竜の間の姿、腕と脚、尾だけを変身させた姿で影を現す。その手には大きな爪。獲物を切り裂き捕らえるための。
それが紅葉に向かって伸びてくる。
「アアアアアアアアアアアアアア!!!!」
叫び、爪に突撃する。刃と鉤爪を押し付け合い、互いに負けじと力を込めていく。
鍔迫り合いは単純な筋力が求められるだけでなく、体幹や体重なども肝要となってくる。
そして今、ボロボロでパワーは出ず、足はフラフラで体幹もない、恐竜相手に体重で勝負など笑止千万の状態ではジリ貧で押し返されていくだけ。
「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
それでも声だけは負けないように、虚勢だとしても張り続ける。
「うるせえよ」
押し返された。
胸元はガラ空き。
腕は上がらない。
守れない―――
紅葉の胸から鮮血が溢れ出す。
弧を描き振り抜かれたトカゲのナイフが獲物をついに捕らえた。
大の字になって仰向けに倒れる。もうそうすること以外、出来ることはなかった。
「俺の勝ち、だな」
恐竜ではない、唯の人間が紅葉に笑いかける。それを見てしまっては敗者も釣られて笑みが溢れてしまった。
「オレには、な」
ニヤリと左の口角を上げ、真っ白の歯を剥き出しに笑う。
銃声が一つ、深い森の中で鳴り響く。
マタギの狩猟銃ではない、月兎の持つ、月の都の軍勢が姫を奪い返す武器。
言われて気付いたときには時すでに遅し。
それから放たれた弾丸は人間の頭に一直線に進み、そして衝突する。
ぶつかったのは下顎。脳が揺れて動きが停止する。
続けざまにあと数発を撃ち込む。
確実にしばらくは動けなくなるように。
「場所教えてくれてありがとなモミジ。よく頑張ったよお前は」
シックルの動きが止まったのを確認してから透馬が紅葉に近づく。その顔は冷静そのものだがどこか不安げなようにも見えた。
「オレはいいからトーマは早く避難所行ってこいよ。オレはもうこんなんだから棄権するから。放っておいてもダイジョーブだと思う…ってか思いたい」
へへッ、と笑ってみせた紅葉の顔を見て透馬が胸を撫で下ろした。
そしてそれに「分かった。早いとこ医療室に転送してもらえよ!」と返して、足早に体を動かした。
月兎は今日も飛び跳ねている。
そうでなければすぐに狩られてしまうから。
神河紅葉:魔力操作 D
能力 虚無
ランク なし
所持ポイント 棄権
切頭透馬:魔力操作 D
能力 『月兎』
ランク E
所持ポイント 203点