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<94> 生涯

 人ばかりでなく、全ての生きた物には生涯というものがある。猫なら猫生、犬なら犬生、馬なら馬生、いや、動物ばかりではなく、植物にも紅葉生とか菊生…etc.と存在する訳だ。一つ言えることは、生まれればいつかは逝くという事実ですが、どこへ逝くのかは定かでなく、今の最新科学でも分かっていません。付け加えますが、物は死物と解釈出来ますから、除かせて戴きます。^^

 若い頃はスポーツ選手として名を馳せた篠原も、すっかり体調に衰えが出始めていた。自分では必死に打ち消すのだが、過去に出来た技を失敗するようになり、否応なく自身の衰えを認めざるを得なくなっていた。

『そろそろ、俺の生涯も終着駅か…』

 そう思うと妙なもので、突然、昔流行った曲のメロディーが浮かび、いつの間にかハモっていた。

『そういや、45回転のEP盤、聴いてたな…』

 篠原が生涯で輝いていた若い頃の記憶である。

『花の生涯という大河も確か観た記憶がある。あの頃は、今と違ってなんか暮らしやすかった…』

 当時の世の中は、もう少しゆったりと時が流れていたと篠原は思った。そして、俺の生涯は…と思ったとき、ベッドからドスンッ! と転げ落ちて目が覚めた。幸い怪我はなく、いつものように老いた篠原の一日が、また始まった。

 このように生涯は時の経過を感じないまま、少しづつ進んでいきますから、余り意識するものではないようです。^^


                  完

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