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<69> 修理

 物が傷めば修理をするが、人生も上手くいかなければ修理しないと益々、傷口は深くなり、ダメになってしまう。だから人生では修理が必要不可欠となる。ただ、気づくか気づかないかは人によって異なるから、修理出来るか出来ないかは人それぞれで結果が変化する。それは人の心身も物も同じように当てはまりますから注意を心がけましょう。^^

 課長補佐の新堀(にいぼり)は突然、傷んだ機械を修理することにした。だが、残念なことに機械部品の保管期間が過ぎているという理由で修理出来なくなっていた。アチラコチラと修理してもらう店を回ったが、どこも同じで要領を得なかった。その所為(せい)か、新堀の心身はボロボロになっていた。

『俺も修理するか…』

 そう思った新堀は職場へ電話をかけた。

「あの…そういうことで、明日は休ませて頂きます」

『そうなの? 分かりました、お大事に…』

 課長は、すぐに了解した。めったに休みを取らない精勤ぶりが、課長をそう言わせたのである。かくして、新堀は自分の心身を修理し、傷んだ機械は諦め、新しく買い替えることにした。

 物が修理できないのは仕方ありませんが、人が修理できないのは困りますから、点検と修理には心がけた方がいいようです。^^


                  完

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