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<63> 寛(くつろ)ぐ

 前話<62>では (はげ)むをタイトルにしたが、励んでばかりでは人生は味気ない。そのあとには当然、(くつろ)ぐという状況が作られなければ味気ないどころか、つまらない人生となる。状況づくりには、趣味や旅etc.の様々な寛ぐ手段が考えられるが、寛ぐ方法は皆さんのご自由です。^^

 前話<62>に登場したとある官庁である。仕事仕事に明け暮れ、励み続けた挙句、コレといった成果も得られなかった課長補佐の安岡は、それ以降、出世するという方針を転換し、人生を寛ぐことにした。

「安岡君、また君に頼んで恐縮なんだが…」

 課長の豚尾が、またブゥ~ブゥ~と言い始めたとき、安岡は、よしっ! と決断した。

「すみませんっ! 部長に頼まれた一件が出来ましたので…」

「そうか…」

 上司の部長と聞けば、豚尾もブゥ~ブゥ~とは言えない。^^ 仕方なく豚尾は、安岡への依頼を断念した。嘘も方便とはいうが、実は安岡は部長の牛輪に頼まれたことなどなかったのである。こうして、安岡は残業に追い立てられ励む必要もなくなり、自宅でゆったりと寛ぐことに成功したのである。風呂上がりの一杯を妻が作った美味い肴の一品で味わう・・というのが安岡の寛ぎ方である。^^

 人生は励む、寛ぐが交互に訪れることで、なんともいえない生き甲斐の妙味が生まれる訳です。^^


                  完

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