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<55> 変化

 人生は時代の潮流に従い、変化を求めるか、あるいは求めないかで大きく変化する。^^ ただ一つ言えることは、時代の潮流に従ったとしても、その人に激流を乗り(こな)す能力や力がなければ、瞬く間に濁流に飲み込まれてしまう危険性もあるということだ。変化を求めず、この世を去るまで(あらが)いながら今までの生き方を(つらぬ)いて生きるというのも、それはそれで立派な生きざまだろう。私なんかは後者の部類だが、残念ながら変化についていけなくなってしまったということもある。携帯の機能停止により二年後には使えなくなるそうですが、これは従わざるを得ないでしょうから、使えないのは困るっ! と携帯会社に苦言を呈したいと存じます。^^

 津川は迷いに迷っていた。とある法律の改正の余波で、今まで使えていた物が使えなくなったのである。その物は津川の今後の生活に大きく影響を与える物で、その物なくして津川の人生が成り立たなくなるような重要な必需品だった。さて、どうしたものか…と考えたが、お上の定めた法律に(あらが)うことも出来ず、四面楚歌の状態になった。世の中には救いの神がいるものである。そのとき、一人の知人が何げなく改正された法律の話をした。津川は、ここぞとばかりに使えなくなった物のことを話してみた。

「ははは…そんなの簡単さ。アレでコウすれば変化してソウなるんだから、今までどおり使えるよ。なんだっ! そんなことで悩んでいたのか」

「そうか…。有難うっ!!」

 津川の悩みはものの見事に解決したのである。

 変化には変化した内容を十分に理解し、変化に対応するのがいいようです。^^


                  完

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