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<36> 生産性

 虎川は日長一日、することもないまま、難しい話を考えなくてもいいのに考えた。^^ 人生で生産性の向上は大事な事象の一つとなる。経済学的に言えば、厳密には生産性+付加価値生産性の計ということを考えた訳である。何のこった!?[こっちゃい!?]と首を傾げられる人も多々、お有りだろうから分かりやすく虎川が考えたことを説明したいと思います。^^ 

 田植えを人力のみに頼っていた時代に比べ、今や手間がかからない機械による田植えが可能となった…。短時間で労力を少なくし、さらに生産性が高まればそれはそれで結構なのだが、問題はその余剰時間をどう使うか? が大きな問題で、寛ぎながら休めば、生産性を高めた意味がなくなり、単なる怠惰に人々が陥った・・ということになる…と虎川は考えなくてもいいのに考えたのである。

『まてよっ! IT[情報技術]とかAI[人工知能]もそうだな…。生産性が高まり、しかも的確な情報や結果が得られるのはいいが、人々が怠惰になり考えなくなる事態を招く。すると、次第に人々は退化していく。生産性や付加価値生産性が向上するのはいいが、人が考える必要がなくなることで退化するのは如何なものか…』

 虎川は考え過ぎ、楽しみにしていた大リーグの中継を見遅れ、どぉ~~でもいいやっ! と自棄(やけ)ぎみのコーヒーをガブリッ! と飲み干したが、熱すぎたため、口中を火傷(やけど)ぎみにヒリヒリさせた。^^

 小市民は生産性などという小難しいことは考えない方がいいようですね。^^


                  完

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