⑤
・ニオ地区には街の伝統ある上層階級の人々が有形無形の支援や援助を行なっており、それらが完全な無法地帯になることを食い止めている現実があります。そのため、アンドーリョ地区では一般的なボスや縄張りを主張する集団は存在しません。
・冒険者ギルドは2年前の戦争の時に王都に忖度して密かに義勇兵をリクルートし派遣しました。本来は陣外の魔物や周囲の魔境対策のスペシャリストとして活躍する予定でしたが、敵である《四頭顕現連帯》が王国首脳部の不和を見抜き、侵攻スピードを加速したため、彼等はいきなり最前線に押し出された形となり暗黙の約定と契約との板挟みに陥り、現地での義務を放棄した形です。これは尾を引いています。
ルクシール大陸の東側では直近の200年を戦禍が渦巻いていた。
大陸に根を張る『タルディック教導会』は長年、人種の地位向上と他種族の意識改革を提唱し勢力を拡大し続けてきた。これは魔界や迷宮に直接隣接しなくてはならない人種には心強い主張であり、課題でもあったからだ。
東の地域では、教導会が魔族と唾棄する雷翠種が近年の主な宿敵ではあるが、国家・共同体同士の抗争も激しい。長い戦いは全ての人間の心を荒ませてしまった。
イコライ・レシぺもその典型例だった。
元々は『タルディック教導会』の武装衛士、世間で言うところの神聖騎士出会った。今回の休戦には教導会自体は反対の立場だったが、内部の少数は歓迎していた。彼もその1人。
しかし実は元々、組織中枢も講和には乗り気であり体裁が格好悪いので裏で根回ししていた。その事実を隠すために休戦に賛成していた人員を幾人か放逐し、イコライもその中に入っていた。
典型的な小作人の息子で戦災孤児の彼は、騎士団の仲間と教会の規律しか知らず、結局職も満足にこなせずにクラブリエルの噂や迷宮や王国の窮状を見て自分を売り込むべく流れ着いた。
しかし確固とした保証人がいるわけもなく、路銀もごまの蝿に抜かれ強欲な家主にも中抜きされ着の身着のまま街に入った。肝心の教導会時代からの剣は手放さなかったがそれが仇になり、醜態を余計に晒す羽目となる。
とうとう追い剥ぎか強盗でもという時にチャンスが到来した。妙な2人連れに出会ったことだ。胡散臭い斬雲種とそいつと釣り合わない若造。妙に警戒し合っている。
なじられてから2人をつけ回す決意をした。市外での密談には近ずけづとも大門近くで粘っていた。のこのこ戻ったカプリッツォを脅そうかと思ったが複数の地区を行き来し、イコライ如きは門前払いされる場所に入る。
観念して諦め、待っていた間に探って掴んだアンドフの方に狙いを定めた。用心深いらしいが騎士団時代の経験と技術がものを言った。奴は同じリトロ地区のホッチ亭に現れたのだ。注意深く潜伏しながら観察を続けた。
店の用心棒と思われる奴には注意したが、警戒されることもなく、怪しい2人がアンドフと店外で合流するのを確認。
その後直ぐにアンドーリョ地区に渡り、身分を隠した人間と馬車越しで会話。
それが済むと悪名高いニオ地区へと真っ直ぐに向かった。罠かと思ったが、情報屋は早足でボロ家に滑り込み動かなかった。地下道や空間移動の痕跡は無いため拠点なのかと判断に迷う。
だが、人の出入りが次第に増えアンドフ自身もちょくちょく外出するのを繰り返したため、観察を継続。
食費は無いため、ニオ地区の露天商から魔導で掻っ払って自給する。
クラブリエルの喧騒が一層跳ね上がった日、アンドフは10人以上の仲間と一緒に出掛ける。
仲間を拠点に残しているため労力を割かずに待つことにしたが日が暮れかけても戻らず焦り始めた。だが、何か大きな荷物と一緒に少人数で帰還した。
イコライは自然と口角を上げ、信仰と信心に感謝する。夜が更けてから押し込もうと闘志を抑えていると3人の立派な護衛を引き連れた騎馬する貴人が訪問する。足運びや所作から見てこいつも騎士だと察する。
無性に嫌な予感がし、予定を繰り上げ夜陰に身を委ねながら入り口を護衛しているならず者の会話に近づく。
「運ばれた男に会うなんて酔狂だな・・・」
「知ったことか。金を恵むのは奴なんだ、どうでもいいさ」
「アンドフの飼い主か」
「ああ、アホ市議の側近らしいがそれだけじゃなさそうだ」
「そういうのは」
「危険だろ? 知ってるよ。でも大事な仕事には俺らは加われないぜ。中の奴らと違ってな。ちょっとした贅沢ってなもんだ」
「そりゃあそうだ。護衛も気に入らねぇし」
「男は何をしたんだ?」
「ああ、アンドフ曰くただの捨て駒らしいぜ。でも報酬がデカいからほっとけないとさ」
「アンドフの飼い主の暗殺をアンドフに持ち込むのは不運だったな」
ここまでで十分だった。夜陰の術式を解くとイコライは男の背中から心臓を手刀に纏わせた魔素の塊でぶち抜く。話し相手がポカンとしている内に難なく近づき腹に膝蹴りをお見舞いした。息が漏れるところを上から締め上げて頚椎を折る。
事態は把握した。若造はつなぎ役でとんだドジを踏んだのだ。しかし反面、ここで奴を助け元々の相手を殺せば謝礼をせしめられると計算もした。それに元騎士としての矜持にも響くものがあったのだ。
死体を壁に寄り添わせてから手を扉に掛けると、ハッとした。静音の術式が内部で展開されている。標的は確実に正規の騎士だと見抜いていたが技量から見てもやり手だろう。
元騎士は暫し思索すると、護衛に狙いを定めることにした。静音の術式は便利だが内部にいる限り外部からの音も遮断する欠点がある。特定部位を除外することも出来るが、熟練の魔導士や器具からは揺らぎを探知され易くそんなヘマは逆に犯さないと読んだ。
イコライが街でよく見かける市議会の衛士や治安組織の騎士団とはまた違う様相の3人。
隊長は帯剣者で腕が立つ。もう2人は高価なクロスボウを持った弓兵で申し訳程度の小斧を持っている。帯剣者は軽装で、他は着こなしが見事な革鎧である。
どこかに属する兵士ではなく、標的の私兵のようだ。
「ハハハハハッ・・・」
「何が可笑しい!?」
物陰から死体を盾に挑発した。帯剣者はムッとした表情で接近し、背後の弓兵は周囲と隊長格の護衛に視線を向ける。
「罠だ!!」
隊長は叫ぶがその時には背後に回っていたイコライが待機していた弓兵1人の喉を掻き切り、そのクロスボウでもう1人の顔面を貫いた頃であった。
「貴様ッ!」
怒りを露わにし、スルスルと足を運ぶ隊長へ元騎士も歩調を合わせて接近する。突きに見せかけた下段の振り切りを間合いギリギリで体を低くしてかわし、弓兵から奪った小斧を前腕に食い込ませその勢いで突進し地面に崩した。
最後は引き抜いた小斧で無傷の腕で庇われた顔面に何度も叩き付ける。
死体から剣を奪い小斧もいただく。イコライの愛刀は追放時のいざこざで折れていたからだ。
拠点となっている建物は2階建てのボロ家だが、扉をコッソリと開けると中は意外に整っていた。廊下を抜けた先の1階部に女1人と2人の男が座っている。上階からは埃が激しくが漏れ落ちていた。時間はなさそうである。
いきなり背後から接近した元騎士の姿に反応する暇もなく男の後頭部に小斧を突き立て、立ち上がろうとしたもう1人にはテーブルを蹴飛ばして動きを一旦封じる。
女が短刀を抜いて怯まずに切り込んでくる。中々の腕前だがイコライはかわしながら後退し、手頃な椅子を掴むと彼女の下半身に投げつける。
鈍い音と女が悲鳴を発する前に肝臓を剣で突き刺し、テーブルから脱出した男を目線で威嚇しながら倒れた女の背にもう一突きお見舞いした。
「手前、誰の差金だ?」
「自分の心と神に聞いてみるがいい」
「エセ聖職者が偉そうに」
メイスを手に男はにじり寄るが、構えを見て油断をしなかったイコライは得物の投擲を避けることが出来た。
唸り声を上げて男が突っ込むが顔面に元騎士が放つ閃光が当たり気勢が削がれる。その前屈みの姿勢の顎に温存していた小斧を思い切り突き立てて戦闘不能にした。
「まだ残ってたな・・・」
振り返るとイコライは別の部屋から加勢に来て、惨状に尻込みして逃げる敵の背中に光弾を2発名中させ生命活動を停止させた。
いよいよ大仕事が始まる。階段を上がると術式が展開する扉の前に身をかがませた。魔導で小さな穴を扉に慎重に開けると聞き耳を立てる。
展開型の術式の欠点はどこか一点でも魔力が密着する空間に穴を開けられると、その部分が通常空間の理に支配され、突破口であり脆弱点になってしまうことだった。
盗み聞きの過程で標的の名がビゴで、王国騎士の一員なのを初めて知り、一方でどうやら若造はギルド関連の回し者だと気づく。アンドフの下手な敬語も確認した。
ビゴが尋問を打ち切り扉に接近する気配を感じる。
イコライは魔力で力場を形成すると、勘に沿って思い切り扉を吹き飛ばす。しかしやはり騎士は騎士。ハイン・ビゴは咄嗟に防御の術式を前方に展開させ奇襲を打ち消した。条件反射だろう。
「生きてるか? 生きてたらいいな〜」
イコライはのんびり部屋に入る。
ビゴは既に抜刀し剣先を自分に向けていた。
「なんでお前がいるんだ?」
「人買いの斬雲種に金を恵んでもらうためだ」
「やっぱりあの時のか・・・」
「アンドフ、知り合いか?」
「ただの物乞いですよ。騎士崩れのね。つけてやがったな」
「ものわかりが良くて助かる」
「外はもう駄目だな。貴君、名は敢えて聞かんがどうだろう? 報酬を弾むから見逃さないか? 大変な生活だと見受けるが・・・」
「それは俺の信仰と流儀に反するな。元騎士が騎士に雇われるのも格好悪いや。それに俺はお前の正体を大体知ってる。生かす理由はないだろ?」
「主人公気取りが・・・」
目を細めるビゴの背後でアンドフは素早く起き上がりカプリッツォの背後にある塞がれた窓を板ごと突き破って逃走を図るが、当のカープがそれを許さない。
拘束は肉体だけで椅子は固定されておらず、思いっきり進行方向に倒れた。
アンドフは見事に躓いて頭から窓を突き破り階下に落下し、鈍い音と鳥の鳴き声に似た喘ぎ声がうるさい。
「付き人は逃げたぜ」
「その程度の者なのは分かっている。しかし無手とは酔狂だ!」
怒号を発しながら剣をビゴは振るう。片手剣での室内戦闘に慣れていた。
対してイコライは魔力を両手に這わせてかわしきれない斬撃を弾くのに専念する。
カープは2人の戦闘に見入る他なかった。
「凄まじい腕前・・・、名のある騎士だった筈だ。それが今や惨めな強盗に? 貴君の誇りを疑うな」
「ふざけた挑発だ。そっちこそ王族直参の騎士だそうじゃないか。この街は節操がなくてな・・・。噂を聞いたぜ? そこの若い奴が思い入れのある戦であんたの王様、逃げ帰ったそうじゃないか。敵前逃亡か? よくくっついてられるよ」
「王はまだお若い。恐怖に勝てなかった。敗北の汚名に屈した! しかし王をお守りする家臣団の体たらくを貴様は知るまい。王とその一族を守る私たちの義務はより重いものになったのだ!!」
膠着に痺れを切らしたのはビゴだった。左右で剣を持ち替えながら斬撃を放っていたのを辞め、利き手側で叩きつける。イコライは受け流そうとするも、もう片方の敵の手が炎に包まれているのを見切ると、魔力の力場を肘付近に集中させいなす。
その動きにカプリッツォは甲冑騎士の動きに類似点を思い出した。
それは一瞬でもあった。
渾身の拳を外したビゴはバランスを崩し利き手の剣が遊ぶ。イコライは膝に蹴りを喰らわせ敵を転倒させると素早く1階の女から奪った短剣を首の横から突き立て捻った。これで魔導は使えない。
死を悟ったビゴは苦しみに震えたが、目を動かし元騎士の男と縛られた無力な青年を見比べ薄く笑うと倒れ伏す。
「また会ったね」
「おたくに助けられるなんてな・・・」
「ああ、勿論タダじゃないぜ。報酬はしっかり貰うよ」
「ビゴに付かなくて良かったのか?」
「馬鹿いうな。絶対に口封じされてたし性に合わないんだ。これはどうしようもない」
あっさりと椅子の拘束を解いたこの男をカープはどんな顔で拝めばいいか分からず淡白な反応がしばらく続く。
「容赦がないな・・・。キズは奴のか?」
「ああ、思い切りやられた」
「上から響いてたよ。よく耐えたよな。待ってろ、治すのは上手いほうだ」
そう言いながら元騎士の男はカプリッツォに治療を施す。それは高度な力だった。
体の中を熱湯が巡るような感じがする。
「治癒魔法? あんたは神聖騎士か!?」
「そんな昔もあったね。今は立派な殺し屋だな。あと細かい様だが、“聖力”な。治癒魔法とか神聖魔法とか庶民は勝手に言いふらすが界隈の正式名称は聖力なんだ」
ムスッとした表情で大勢を殺したであろう男が注意する様はカープにとって不気味に思えたが、戦士とはえてしてそんなものだろう。
「さあ、治療代も割り増ししようかな?」
「後払いの金が残ってる。金貨2枚。でも大部分はアンドフに渡したよ。他はその辺の死体から取るしかない」
「あいつ生きてるか? しかし金貨2枚か。王に仕える騎士をやった割には・・・」
「クラブリエルでは十分だ」
「そうかな?」
文句を言いながらもさっさとビゴの瞼を閉じてから遺体を弄り金目の物を漁る。意外と質素だった。元騎士は家中の死体を調べるように言い、傷が塞がり回復したてのカープも仕方なしに付き合う。
出て来たのは3ヶ月は無収入で暮らせるだけの貨幣のみ。
「外も見ようぜ」
家の外へ出て確認すると案の定だがアンドフは血痕を残して消えていた。
諦めてイコライが護衛の死体を漁ろうとすると、カプリッツォが警告する。
「引き時だな」
「なんでだ・・・、おっとっと」
周りの物陰から殺気やら好奇心やら嘲りの空気が飛んでくる。ニオ地区の住民だった。
「嗅ぎつけるのが早いな」
「ここには味方も敵もいない。時に仲間で時に商売敵、そんな関係なんだ。もう行こう・・・、冒険者崩れもいるからまともに戦闘したんじゃ埒があかない。ここはもう彼等の時間で縄張りだ。アンドフも長生きはこの分じゃあしないだろうね」
「そのようで。うん、じゃあ大人しくかえります」
2人が退散する背中で死体や建物に群衆が飛び付く音が届くがもうどうでも良かった。
「なあ、これからも仕事回してくれないか?」
「残念だがこれは一見なんだ。もう懲り懲りだ」
「そうか? お前、意外と度胸があるからこれからも続くだろ」
「ふざけた予想はしないでくれ。騎士のくせに忠義とか美徳や信仰もないのかよ。そんなんよりもその金で大成した方が賢くないか?」
「それは厳しいぜ。盗賊騎士や敵に寝返っても生きてる騎士がどれだけ多いと思う? 皆執着してるんだよ。自分の騎士道にな・・・」
「あんたの騎士道は?」
「忠義は向こうが破った。信仰はちょっと土地を離れたら役に立たなかった。美徳を祀る主神とその従士の居場所を俺は無くした」
「『タルディック教導会』だったのか・・・、まあそれならあんたに手伝ってもらうことは多そうだな。暗殺は無しで」
「おお! 助かるぜ。あ、俺はイコライだ。姓は・・・、教会のだから遠慮する。それと元騎士だ、間違えるなよ」
「分かりましたよ。私はフォグス、カプリッツォ・フォグス」
「姓を先にか。貴族の家系?」
「その使用人だ。最も主家は戦争で断絶さ」
「お互い、主神の従士共に遊ばれてるな。まあいいさ。元手は手に入ったし・・・。なあおい、この街案内してくれないか? 知らないことで一杯なんだ」
「そこらの吟遊詩人でも雇えよ、金持ってんだから。あと馴れ馴れしいぜ」
日はまだ昇らない刻限だったがクラブリエルでは命懸けの戦いが常に何処かで起こっている。2人が経験したことなど話の種にもならない。しかし、新たな出会いとしては申し分なかった。
ただしカープにとっては不幸の始まりだったようだが。
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この件は夏に入るまでにひと段落となった。
ハイン・ビゴの失踪はクラブリエルを覆っていた反冒険者ギルドの気運を削ぐのには十分な打撃を与えたようで、それまで陰湿にギルド批判をしていた連中の6割が直ぐに口を閉ざすか或いは寝返りを図った。
ギルド長と秘書官はカープの帰還を喜び、同時にビゴの身分と王家の思惑に戦慄した。
数日の静養を経て彼が元の資料庫係に戻った頃には市議会で急展開が起きており、現市長とその最大のライバルだったアネルセン・レッシャーが和解し派閥構造が激変する。
様子を見に来た秘書官が言うには、市議会に密かにビゴの正体をギルドが通達すると市の周辺諸侯と連携し王都に抗議したらしい。カプリッツォが回収した標的の剣と鞘が強い証拠となった。聖会内でも信仰の自由と活動を保障しているクラブリエルでの王都の行いは教会群への介入だと問題になったようだ。
そんな中でビゴの遺体がニオ地区から回収された。引き取ったのはレッシャー市議である。
別段驚くことでもなく、彼は街の伝統ある家系出身でクラブリエルが始まった時からの名門だ。ニオ地区を蔑ろにする昨今の成り上がり貴族とは比べ物にならない程に繋がりを持っている。ニオ地区の住民が今でも生き延びてるのはこうした人々との関わりを絶っていないからだ。
しかしビゴの遺体は、何処をどうやったか王家に知られることとなり、レダル騎士会と同じく、王族麾下の空中騎兵を擁するアルペラ同胞団が街の上空に派遣され、デラ地区に強行着陸したことから、王都に手渡す運びとなった。どうやらその日は複数の諸侯関係者との秘密協議が行われていた日でもあったようだ。
アンドフはやっぱり長生き出来ず、ホッチ亭の元冒険者からの情報提供によれば身包みを剥がされ、嘴を切除された状態で小さな掘立て小屋の中で見つかった。
イコライは約束通り、予算を手にしたカプリッツォの助手として働くこととなり、意外と手作業が器用で重宝されている。最近では美人局に引っかかって手に入れた報酬の半分を削ぎ落とされた。
一旦は沈静化したクラブリエル内の反ギルド感情は残念ながらまだまだ燻っており、些細なことでもぶり返しかねない。
いつになるかは主神とその従士ですらサイコロで決める他ないのが現状である。
読んでいただきありがとうございます。




