刻む
「次は俺の武器か!?」
「あぁ。太刀の持ち主だな。名前と神を呼び出せ。あと名前もな」
「勢蔵幸大で。神は天手力男だ」
「触るぞ」
『……』
「おっ。以外に平然としてるな」
「分かった。早速やる」
「間近で見ると圧巻だな。どうだった?」
『怖かった。』
「……怖かったか。まぁ仕方ないよな」
「これはかなり整っているな。あまり調整する必要はなさそうだな」
「そうか?なら早くその紋ってのを刻んでくれよ!」
「これならすぐに出来上がるだろう」
太刀を熱し。さっそく刻んでゆく
『お前は面白い神格の神だな』
『そう。力の神格。珍しいのか?』
『そうそういないな』
『どんな。模様だ?』
『それは炎治の腕次第になるが、さっきの見たろ。腕は確かだ。会ってきた中では一番上手いな』
「やめろヘーパイストス。集中できない」
『おっとすまねぇ』
「だが…見たこともないから少し難しいな。どう刻むか」
『お前が感じたまま刻めばいい。俺は口出しなんてしないからな』
「感じたままね…」
「難しそうだな…」
「そんなにいない神さまっぽいからね」
「レアってことか!」
「そうゆうこと」
ガンッと音が鳴り、刻む音が聞こえた
後から見えたのは力強さを感じる荒々しいものだった。刀上から下までびっしりと。まるで場面をそのまま刻んでいるようだった
『この場面は。』
「見覚えがあるか?お前の魂で一番印象に残ったところだ」
『岩戸隠れの。』
「岩戸隠れっていうのか。その場面を刻んだんだ。これがお前だ」
指さしたのは岩をどけている1人の男神だった
「これが天手力男なのか?」
『そうだ。勢蔵。閉じこもってしまった天照様を引っ張りだした時だ』
「え…」
勢蔵が清川の方を見る
「こっち見るな」
「とりあえず刻めたから持ってけ」
「うぉぉぉ!センキュー!めっちゃいいじゃんか!」
「あとは2つか。大鎌だな」
「私のきた!えっと…鷹樹那々実で神さまはアヌビスです!」
「分かった。触れるぞ」
『これが魂を触れられる感覚か』
「っ…なるほどなこれならすぐに刻める。大鎌の状態もいいからな」
「すぐできるの!」
「あぁ。待ってろ」
すぐに刻む道具を取り出し刻みだす
「おぅ…なかなか」
「禍々しいね…」
刻んでいたのは死の神にふさわしいほど禍々しく。ところどころには青白い跡が付いていて、それが魂のようなものに感じる
「なんか…黒いオーラ出てない?」
「特性だな。たまにあるんだ、特定の神格を持つ神はオーラが出るんだ。だが、神と共に成長をしていくことでオーラが出ることがある。まぁ熟練度ってことだな」
「へぇ…なんか。不吉」
「大したことはない。安心しろ。さて…最後の1個だな」
魂を触られるのはかなり不思議な感覚らしい。ちなみに熟練度でオーラ出るのはマジ




