慌てる情報部
その頃の網報羅
ドンッ
勢いよくデスクが叩かれる
「くそっ…!これはマズイ…」
「ど、どうしたんですか。情報長!?」
「今から厳正警視総監へ会いに行く」
「何かあったんですか!」
「心配することはない。お前たちは引き続き情報を管理していてくれ」
「「はい!」」
急いだ足取りで足を進める
(マズイ…波電の通信機から聞き取れた声。口調がいつもとは違う。となるとあいつが出てきてしまった。私が出向かなければ手に負えないかもしれない…)
コンコン
「すまないが入るぞ」
「どうした情網。何かあったのか?」
「大変な事になったかもしれない。闇が…波電の闇が出てきてしまったかもしれない」
「な、それは本当か!?」
「確率はかなり高い。通信機が壊されたが壊される前に記録された音を聞いた感じはそうだと判断した」
「映像などは?」
「今探ってるが…周りのやつは全部壊された。いや壊れてしまったというのが正しいか」
「壊れてしまった?」
「神気の影響で半径10kmの電子機器が異常を起こしている。まともな映像は残ってない」
「さすがにまずいな。そんなに神気が漏れ出ているなら今すぐに止めなければならない」
「だから俺に行かせてくれ」
「それは危険だ」
「あいつを止められるのは俺とお前。そして黒洞々のあの2人ぐらいしかいないだろ?」
「それぐらいしかいなかったか…今黒洞々の2人は出払ってしまっている。私もここを無理に動けない…」
「だから俺が行くんだ。許可くれ」
「………はぁ。分かった許可する、気おつけて行くんだぞ」
「ありだとな。早速行ってくる」
ガチャン
「……」
警視総監室から見える街並みを見渡す。確かに明るいところがあるがそれよりももっと奥は漆黒の闇だった
(自分から行動できないのがこんなにも苦痛とはな…彼らに任せっぱなしなのも気が引ける)
『ずいぶんと悩んでいるのですね』
「あぁ…これも上に立つものの勤めだからな。だがたまには自分で赴いてみたいものさ」
『最高責任者が自分から動けるのは難しい』
「分かってる。しかし…時が来れば私から行けるだろう。その時は久しぶりに暴れようとするか。アシャ・ワヒシュタ」
『私がそんなに争い事を好まないのを知っているでしょうに』
「知ってるとも。でも今はこの国の守らなければならない」
『私の正義とあなたのその心。それが合わさってこそ今の社会の基礎ができているのですから』
「そうだな。問題はかなり根深い…報告にも上がってきた」
と。1枚の報告書を手に取る。そこには短からず長からずの文が書かれていた
「何が目的だ。魂の奴らめ…」
報告書
大阪での浄化のメンバー。朱雲の殺害について
彼の殺害には魂が関与していることが判明。しかし黒洞々の一人が記憶操作をし浄化の面々が審判の仕業と誤解。もう行動に移している模様。
近年魂の動きが活発化しているのを確認。対立をしないはずの三大組織の均衡が崩れつつある。張り込みしている者からの情報ではかなり内部構造が変わっているらしい。なぜかは不明。捜査を継続する
情網識
少しここで警察組を出しとく。ちなみに厳正の神さまアシャ・ワヒシュタは正義と真実の神。すごく争い事が苦手。でも強い。厳正と共に今の国の基礎を新たに作り出したというすごいことをしている




