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水の龍

(なんだ。なんでただの水なのに引きずり込まれるような感覚があるんだ?)

〘触れよ〙

「え…?」

〘さすればワガ姿見え、秘めたる力使えん〙

(なんかよく分からん…でも波奈(はな)の神さまが…)

『見えてないだけで神は目覚めてる』

(って言ってたような…)

〘悩んでいるヒマはない。あの者は強い、だがそれも情報や観察し自ら解析をしてるからだ。例えるなら凪のような男、だがそこに予想外の一投が来ると凪は揺れ、波が立つ。その予想外の一投がお前だ〙

「俺が…」


「くそっ!対策され尽くされて思うように攻撃できない!」

「恐怖による攻撃も当たらないとは…」

(範囲を広げればいいが皆に当たってしまう。だから皆を下がらせれば何をしだすか…。動きを止めれないものか)

『ゆけ紅璃(あかり)!』

締め斬り(しめぎり)!」

「反発」

バボン

「え!?」

「今ここにあるほとんどの武器は鉄が含まれているだろ?だから磁力がよく効くんだ」

紅璃(あかり)!」

紅璃(あかり)がふっ飛んじまった!」

「ていヤ!輪切(わぎり)!」

ブォン

「あレ?」

「これもさっきのを利用したのでな。どちらも押す力があると触れられない」

「ん〜!」

「で、片方がもっと強い力で押すと」

バボン

「エァ!」

「さっきと同じで吹っ飛ぶ」

「あぁ…どうしよう。あれ?たむ。なんで水たまりなんて触って…」


「なってやるよ。予想外の一投にな!」

咫村(たむら)の指が水たまりに触れる

パァン

水が弾け周りに水滴が満ちる。それらが月の光を反射してキラキラと輝く

「なんだ!?」

「まさか…神が目覚めたのね」

『おや、見覚えのある神気ですね。お姉様』

月読(ツクヨミ)も分かりました?まさか驚きですね』

『うそ…あの神がこんなに近くにいるなんて』

『ハハハッ!同じ仲間が来るとはな!』

『これは予想外じゃ』

『日本神話達が分かっているということは同じところのやつか』

「また新たな神気…!情網(じょうもう)。聞こえるか!」

「もちろん聞こえているよ。また神が目覚めたんだな」

「そのようだ。データを随時送っておく」

「それはありがたい。また資料が増えるな」

『全く。ワレが目覚めたのにも関わらず気づかなかったとはな』

「お前は…」

『ワレは闇御津羽(クラミツハ)。龍神であり雨と水を司る者だ』

光る水滴の中心から出てきた龍神こと闇御津羽(クラミツハ)は黒い体をしておりながら鱗の部分はほのかに金色に輝き、目は水のような美しい澄んだ青の目をしていた。そして水、雨を司る神なのか周りには水が浮かんでいた

『さぁ、もう能力は使える。ワレが慣らしておいたからな』

「そうか、ありがとな。皆、俺もいけるぞ」

「たむ!本当びっくりしたよ!」

「行くぞ。水よ!」

どこからともなく水が集まりだす

「やはり水を操るのか…」

「くらえ!」

波電を水の球が包む

「コポッ!」

(この水。ただの水ではない!能力を阻害してくる!)

『この水、あの龍の神気が溶けている。これが能力阻害の原因だろう』

「コポ…」

(やはり私は初見には弱いな…)

咫村(たむら)と言いましたね。少しお願いがあるのですが。このまま彼を動かさない事は可能ですか?」

「ペ、ペスト医師…」

「ブラペです。それで可能ですか?」

「今のところ初見殺し的なものだからな。解析には時間かかりそうだ。可能だな」

「それではそのままお願いします。皆さん離れてください!」

「離れテー!」

「かなり大がかりなことするのね」

「aぶナiヨー!」

「え。なにするの?」

「ブラペが彼のトラウマを強制的に引き出すの。近くにいると自分達も影響を受けかねないから」

「やだな。それ」

「あなたももう少し遠くに行ってください。トラウマが思い出されますよ?」

「分かったもう少し下がっとくよ」

「よし。では、あなたの恐怖。その元となった出来事を見せてください。恐怖の記憶(フラッシュバック)

咫村の神は龍神!龍神っていいよね。かっこいいし…ちなみにタケミカヅチとクラミツハは同じ条件で生まれたので兄弟みたいなもん

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