脱出の時
「今なんか光ったよね!?」
「なんだったんだろ?」
「いったい何が…」
『私がお願いしたのです』
「天照。もしかしてだが…」
『そのもしかしてですよ。この光を放つには高エネルギーが必要。協力者を見つけました』
バチバチッ
「ひっ!」
「あぶっ!」
「うおっ!これは…雷か?」
「雷…なんでこんなところに?」
雷が真っ先に天照の元へと向かう
『お姉様!』
『大丈夫ですよ月読。これが協力者の力なのですから』
『え?』
バシン!
「な!」
「えっ!大丈夫なの!?」
「直だよ…」
『やはり素晴らしいエネルギーですね。今から光を放ちます。衝撃に備えて!』
「つまり?」
『脱出しますよ』
「衝撃から身を守れ!かがむんだ!」
「了解!」
「うい!」
『闇に光を灯しましょう。天岩戸!』
ものすごい光が辺り一帯を包み込む
「うっ!」
「やば…目が…」
「くっ…」
(上手くいってくれよ…)
「くそ…きりがねぇ」
「おい…咫村。あれ」
「光?でもなんで光なんてこんなところには…」
「段々広がってるぞ!」
「どうする。逃げるか?」
「いや、逃げなくていいかも」
「どうしたんだよ勢蔵!」
「なんか、平気な気がする!」
「はぁ!?」
「無限湧きか…」
『どうした?まだ居るぞ』
「分かってるっての。ってまぶ!なにいきなり…」
(ん?光?さっきまでなかったのに…)
『この光。天照様!』
「天照!?でも一体なんでこんなところまで光を…」
『もしや脱出できるかも知れんぞ』
「え、どうゆうこと武御雷?」
『見てみろ。天照様の光に触れた敵がやられていくだろ?』
「確かに」
『これは浄化させられているのだ。天岩戸。あれに閉じこもり天照様が隠れ、世界は闇に侵されてしまった。しかし天照様が姿を再び現すとこのように悪しき者は浄化され消えてしまうのだ』
「へぇ。てことはあの光がぜんぶを飲み込めば出れるってこと?」
『そうゆうことだ』
「なるほどね」
「どうやら作戦が上手くいったみたいだね」
「本当!?よかった…皆無事かな?」
『ちょうど光を放ったぽいからもう穴塞いで大丈夫だと思うぞ』
「そう?分かった」
『ふむ。中の様子も問題はないようじゃ。怪我もしているが重傷ではなさそうじゃの』
「皆無事なんだ…一安心」
『光が全てを飲み込む速さがかなり速い、これはもうすぐ全て消えるじゃろ』
ピキッ
「ヒビが!」
『ほら、言ったじゃろ?』
「さすが思金!」
「!!」
「どうしたのコバ?」
「iziデキィnai」
「維持できない?どうしたのですか?」
「waかラnai…」
「ねぇ。なんか光ってるヨ?」
「なんでしょう…」
『あ、天照様よ…』
「天照?あのリーダーの神ですか」
『なるホド、闇にハ光ヲ。というコとか』
『坊やにはまだ厳しいかもしれないわね』
「どうします?光がだんだん漏れてきてますけれど」
「……コバ。解除して、もう十分よありがとう」
「uぅ…分かッta」
しかしコバが解除しようとしたよりもはやく光がバグを飲み込んでゆく
「aレ!?解除…でkiナイ!」
「うそ!どうするネ!」
「皆!一つに固まって!」
『さいっこうにすごいじゃないか!手合せしたいぞ!』
「落ち着いてヨ蚩尤…」
「くる!」
パリンッ!
バグの壁がまるでガラスのように亀裂が入り、粉々に崩れてゆく
「まさか本当に壊すとは…」
『たいシたもんダな』
「よっしゃ!成功したんだな、すみちゃん!」
「てか…結構高くね?」
「まさかこんなに高いとは予想してなかったぜ…」
「落ちるぞぉぉぉ!」
「なぁぁぁ!」
「どうやらかなり高かったね…」
「高いの苦手なのにぃ!?」
「おれがお前ら抱えて着地するわ!」
「酪太大丈夫なの!?」
「そうだよ!100%出したのに!」
「…着地するぐらいは大丈夫。着地にはなれてんだよ!」
「武御雷ー!助けてぇぇ!」
『他の仲間も落下してるぞ。よかったな』
「何がだ!慰めの仕方間違ってない!?」
(あぁぁぁ…終わったぁ…)
『まぁ仲間を信じろ。助けてくれるはずだ』
「いって…」
(地面近くて助かった…)
「咫村平気か!?」
「平気だ。お前は……大丈夫そうだな」
「おう!頑丈だからな!」
「勢蔵!たむ!」
「波奈!それに織寺も。無事だったんだな!」
「私達は先に脱出できたんだよ」
「そ、そうなのか?すげぇな。他のやつらは?」
「多分ね、ここにいる以外は高い場所にいるかと…ほら落ちてきてるでしょ?」
「なんでそんなに冷静なんだよ!」
「キャッチできるか勢蔵!」
「なんで俺だけなんだよ!お前も手伝えよ!」
「その必要はないよ」
「「え?」」
「波奈ちゃんと酪太がやってくれるから」
「任せといて。志那都比古!」
『おうよ!任せとけって!』
「『上昇気流!』」
ゴォン
「ぁぁぁぁ…ってあれ?」
「ん?これ…風かな?」
「てことは…波奈か!」
「せいか〜い。つっくーも確保できたし、降ろすよ〜」
「マジ助かった、ありがと」
「武御雷が変な慰め方してくるから駄目かと思ったよ」
『仲間を信じろと言ったろ?』
「その前が問題なの」
「いや〜風ってすごいね!」
「センキューな波奈!」
「う、うん。それより酪太達は?」
「ここだ」
「うおっ!」
「いつの間に…」
「うぅ…。ジェットコースターの回る部分をずっと続けた感じがする…」
「………」
「あ〜…かなりの速度だったんだね…」
「紅璃死んでね?」
「まさかコバのバグを全て消し去ってしまうなんて…」
「驚きました。さすがと言っていいですね」
「ウンウン!相手にとっめ不足なし!」
「mou一回!」
「こっち連戦続きなんですけど…」
「またやるんか。泣くぞ」
「止まれ」
「「!?」」
「誰の声!」
「なんだ、報告よりも神気の数が増えてるな」
「お前誰だよ」
壁にあいた穴。積み重なった瓦礫の上に立つ白衣姿の男
「名乗ったほうがいいか、始めて会うな。俺は国家秘密組織:特殊科学班隊長。波電原理だ」
ようやく波電が到着!ちなみにアマテラスの天岩戸は広範囲に光を放つ技で闇が深ければ深いほど威力が上がります




