決着間際
「どう終わらせる気で?」
「俺は確かに日本刀が自分の武器なんだが。さっき見たように脚でも攻撃はできる」
「あれ痛くないの?思ったんだけど」
「痛いと思うだろ?痛くないんだよなこれが」
「へぇ。てかこの剣ウザいんですけど!」
「あの剣普通じゃないよね。大きいのは見て分かる通りで、固い。弾も弾かれるし…」
「知香。目とか狙えない?難しいかもだけど」
「頑張ってみる」
「よっ!よし。方針は決まったことだし、ナルハヤで終わらせるぞ!」
「「おっけー!」」
「ギフ…ギギッ!」
「まぁぁだ怒ってんのか。安心しろって近距離は俺と紅璃が相手だからな。怒りをぶつけられるだろ?」
(なんせ。体に傷を付けて、普通に動き回ってウザイであろうこの俺。ここに怒りは集中してるだろうな)
「ギキャァ!」
「なぁ。また切断できたりしないか?」
「切断するのはたぶん雷を貯めればいけるかも?」
「それ、動きながらでも貯めれるか?」
「使うのと蓄積させるのを分ればいける気がする」
「それ採用。俺は刀で斬りつけてチクチクダメージを与えてますわ」
「チクチクじゃないと思うんだけど?」
「いいからいくぞ」
「うっそ待ってや」
『おい、韋駄天。宿主とあってどれぐらい経つ?』
『おおよそ2〜3年ぐらいだったような気がするが…あまり気にしてなかったな。なぜだ?』
『俺達の力は完全なものじゃない。だろ?』
『…その通りだ』
『もしかしたら宿った年数によって力が戻るかと思っていたんだが。数年では駄目なのか…』
『それは分からん。生まれた時から宿っている天照殿と月読殿も完全ではないからな』
『はぁ。嫌なもんだな、こう。加勢できずに見てるだけってのも』
「ていや!」
ガンッ
「ありゃ…」
(剣邪魔だな〜…)
「全刺」
「ギ…」
「全身刺してみたが…かなり柔らかくなってきてるな。なんでだ?」
(使用者…あの子供に何かあったか?子供だ、限界がきてるのかも…)
「ねぇ、攻撃通りやすくなってる!」
「あぁ。今気づいた」
「2人が動きすぎて敵も動くから狙い定まらないんですけど…」
(目を狙えばすぐに決着つくと思うんだよね。見えなかったらあの2人に対しては対策しようがないから…)
「いやぁ。私に決着の命運みたいなのがかかってるのはワクワクするねぇ」
(少しぐらい威力上げで一気に2発。連続で発射すれば両目いける。タイミングは2人が顔らへんから離れ、そして敵が剣をどける瞬間)
ズ、ズズ
(今!)
ババン!
「ギャャャ!ギィ…!」
「っ…どんなもんよ」
『お主。肩が…』
「あ〜。やっぱり脱臼しちゃったか…ちょっと待ってね」
ゴキンッ
『無理やり治してよかったのか?』
「脱臼はよくあることでさ、よく自分で治したからどうってことないよ。でも普通は自分で治さないほうがいいんだけどね」
「ギィィィ!」
「おっ!目が見えなくなったみたい」
「さすが知香。やってくれるって信じてたぜ!」
「プ…ギゥ!」
「おいおい。そっちじゃねぇぞ」
「一気に形勢逆転!剣がブレブレだわ!」
「紅璃。俺が決着つける」
「えぇ!?かっこいいところだけ取りたいだけなんじゃないの?」
「その気持ちもあるが…」
「あるんかい!」
「まだ目覚めたばかりの紅璃の能力だと。なんというか、威力がないんだ。最初に目覚めた時は結構威力あったんだが…」
「確かに。あの時はガチで全身に雷が走ってる感じだったんだけど…」
「だろ?だから今の俺の方があいつを一撃で仕留められる」
「でも35%しか出せないんでしょ?」
「いや、100%出す」
「なに言ってんの。そんなことしたら壊れるよ!」
「壊れ…え?知香どうゆうこと…」
「100%を出すと耐えられなくて脚が壊れかねないんだよ!前もそうだったじゃん!」
「前!?」
「ほら、両足粉砕骨折してきたことあったでしょ?こいつ」
「あったけど…それって」
「厄介な敵に会ったらしくてさ、100%だしたんだって。そしたら粉砕骨折。ぶっちゃけよくここまで回復したと思うよ」
「大丈夫。粉砕骨折まではしない」
「なんでそんな自信満々に…」
「いいから下がってなって。酪太様の本気を見せたる」
(あの目は言っても聞かないな…)
「よし。そこまで言うならやってみな、壊れてもあの時みたいにおんぶしないからね?」
「はいはい。分かってる」
(…2人の間で話が完結してる!?)
「下がるよ紅璃!」
「う、うん」
「あの時から訓練はしてるし、この空間にも慣れた。いけるよな韋駄天」
『まったく。無茶をしたがる主だ』
「その無茶がお前と性が合ってるんだろ」
『ぬぅ…。我は何をすればよい?』
「分かってるくせに。神格化するぞ」
『久しぶりだ。覚えているだろうな?』
「もちろん」
『なら、唱えろ』
「風の如く速く。天轟くほどの足音を響かせ、盗人共を捕まえ退治せん。悪しき者達覚悟せよ。我。速き神。韋駄天なり!神格化武器!」
『速さをその手に!』
まばゆい光の中。彼が持っている刀はとても神々しい雰囲気を醸し出していた。その刀はまさに
「きれい…」
『あれが噂に聞く神格化か…』
「やっぱりね」
「瞬迅御走。さぁてと秒殺してやるよ!」
作品内2人目の神格化をした酪太さん。次でこの戦いに終止符を打ってくれるはず!ちなみに武器が神格化するにはもともとの武器を少し改良します




