不穏な気配
『今戻った』
「おかえり月読。どうだった」
『かなり続いているな。あと時々部分的にだが空間が移動している』
「やっぱり移動してるか…外には出れたか?」
『出れた。ついでに相手の方に行ってみたがこのまま閉じ込めておくようだ』
「閉じ込めておく?」
(わざわざそんなのをする必要はあるのか?なにか裏が…)
『その顔。なにか裏があると思っているな』
「あれ?顔に出てた?」
『あぁ。ばっちりとな』
「これは直さないとな」
『お姉様はまだかかりそうだな』
「光とはいえ人工の光だ。操るのも難しいだろうな」
『そうですよね』
「すみちゃんとボヤけて分からん、えっと。どっちだっけ…」
『そうか。ボヤけていて見えづらいのか』
「月読だよ。那々実」
「そっか月読ね。なんか…その誰かに見られてるような感じがするんだけどさ。感じる?」
「見られてるような感じ?」
「うん。まぁ気のせいかもしれないけど、ごめんね話しておきたかっただけだから。私はもう少しあたりを捜索してようかな」
「分かった」
『…彼女は感覚が鋭いようだな』
「威手。それとアレス…気づいてたか」
「まぁね。視線は感じてるけど、肝心の人が見当たらないんだよね」
『はやく出ることを推奨するぞ』
「アレスに賛成。なんか起きる前に出ないと」
「だが、天照が今頑張ってる。出れはするはずだ」
「だよね。信じてるから大丈夫。でもこの準備の間になんか来るかもしれないから警戒はしといてね」
「もちろんだ。このことを那々実にも言っておいてくれ」
「おっけ」
『………』
「さっきから黙り込んでどうした?気になることでもあったのか?」
『ボヤけていると言ってた仲間。かなり特殊な気配がした』
「那々実か?特殊ってどんな?」
『たぶん神の類と思うのだが…死の気配だ』
「死の気配?」
『彼女の中に宿っている神は死の神または死を司る神ということになる』
「死の…神」
『正直驚いた。死の神の数はかなり少ない、近くにいるとは思わなかった』
「なにか特徴があるのか?」
『あるといえばある。だがあまりいいものではないが…聞くか?』
「聞いておきたい。いいものでなくても知っておきたいからな。そしたらリーダーとしてなにかできるかもしれないだろ?」
『………□□□□□□。□□□』
「なっ!嘘…だ。そんな、の」
『嘘ではない。死の神とはこうゆうものだ、昔かなり昔のことだ。風のうわさで一回だけ人間に死の神が宿った、しかし結果はさっき言ったとおりになったらしい。だからこれはリーダーだからどうこうできる問題ではないのだ』
「っ…」
(いや諦めない、なにか突破口があるはずだ)
「お〜い!すみちゃん。ちょっと神さまと話してないで私達とも喋ろうよ!」
「そうだぞぉー!」
「あ、すまん。すぐ行く」
『死の神か』
『アレス。分かっていたのか』
『あの独特な気配だしてたら分かる。だが、運命からは逃れられない』
『もちろんだ。こんな事になるとは…残酷なものだ』
『今知ってるのはあの清川というものだけか?』
『今のところは』
『そうか。いつか全員にも言わなければいけない時が来るだろう。あの者の口から皆に伝えるときが』
まさかの那々実に宿ってるのは死の神でなにやら不穏な感じ…。ちなみにアマテラスはずット呪文みたいなのを後側で唱えております




