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脱出口

「罪の枷?なんか名前からしてもうややこしそうな能力だね」

「そうなんだよね。で、その能力は力を分け与えるみたいな感じなんだけど…デメリットもあって」

「デメリット付きか…」

「そのデメリットは痛覚の共有らしい」

「痛覚の共有!?つまり分け与えた人が怪我とかしたらその痛みが自分にもくるってこと?」

「そうそう」

「考えただけでも辛いことが分かる…。その力を分け与えるってどうゆうこと?」

「罪の意識によって分け与える力の強さが違うみたいなんだよね」

「罪の意識?」

「うん。その人がどれだけ自分が犯してきた罪を悔やんでいるかとかどれほど罪悪感を感じてるとか」

(枷って罪人に付けるものだけど…その枷が使用者と分け与えられる人を繋いでる?そしたらその能力名も理解できるし…)

「つまりね。能力使用者が力を分け与えるためには何かしらの罪を犯してなおかつその犯した罪にどれほど罪悪感があるかってこと」

『だか本人もまだ発現して1年ほどしか経っておらず、戦闘も少なかったからまだすべての能力を出し切ってるとは思えん』

思金(オモイカネ)の言う通り本当の能力の1部だと思う」

「うわ〜。そうゆう系ですか…」

『すっげ〜!メッチャかっこいい!』

「とりあえず思金(オモイカネ)からは緊急な時以外はあまり能力を使わないようにとは言っておいた」

「でしょうね」

『なぁなぁ。風が近いぞ!』

「お!本当!?」

『話してる間にかなり進んだんじゃな』

『どうやら穴はまだ空いてるようだし…』

「ん?…あった。光が見える!」

「どれどれ〜。本当だ!小さいけどあるね!」

『しかし予想以上に小さかったな』

『まぁ良いではないか。ここから出られそうなんじゃから』

「いや。どうでるの」

『俺の力を使うんだよ!』

志那都比古(シナツヒコ)の能力で風の量を増やして穴を広くする」

『でもあんまり持たない。通れるぐらいになったらはやく出てくれよ』

「了解」

『うむ』

「よし。そんじゃいっちょやりますか」

『あぁ。いくぞ!』

(この僅かな風でも僕にかかればたちまち大きく強い風に変えれる!いけるぞ〜!)

『せぇーいやっ!』

「ふんっ!」

ヒュヒュー

「お、おぉ。風が強くなってきてる!」

『よいぞ!』

「っ…」

『おいおい。頑張って耐えてくれよ!まだ俺の本気はこんなもんじゃないんだからな!』

「分かってるって。でもまだ慣れてないだけ…」

『まぁ今はなこのぐらいのには耐えれるようになってもらわないとな!』

「頑張って本気の力に耐えてみせるようにしてやんよ!」

『その意気だ!さぁもっと力込めろ。一気に広げるからな!』

「しゃぁ…やるでぇ!」

「すご、段々パワーが上がってる」

「さっさと開きやがれ。このバグ壁がぁ!」

パヒュン

「穴が!」

「はやく出て。出たら私もすぐ出るから!」

「うん!」

『はやく出るぞ』

(あれ。これ結構高い場所?でもウジウジしてると波奈(はな)ちゃんが出れない…行くしかない!)

「とっ!」

(あ…予想の斜め上。以外に高い…)

「え、あ。うわぁぁぁ!」

『これ声を抑えろ。聞こえてしまうぞ!』

「ご、ごめん…」

「みうちゃん!」

『俺らも行くぞ!それとあの子を助ける』

「分かってるって。よっ!」

(ざっとこれ15mぐらいのところだったんだ。これは確かに高いかもね)

「でも、こんな高さは私は慣れてんのよ。志那都比古(シナツヒコ)

『風を下に送ってあるから平気だ』

「仕事が速いね」

『まぁな』

「あ、ぁ」

(地面まであと少し。落下で死ぬのか…)

ビュン

「ん?あれ?この感覚…」

「間に合ってよかった」

「この風波奈(はな)ちゃんだよね。本当助かったよ!」

「ギリだったけどね」

(実際あと数cmのところだったし…)

「生きてれば全然いいって!でもかなりでかいのに閉じ込められてたんだね」

「改めて見ると、球体の形をした不気味なバグの集まりだよね」

『この人数では相手よりも不利じゃ。待つしかあるまい』

「何を?」

『この球体が壊れるのをじゃ』











ちなみに罪の意識は戦闘途中でも変わる事があるのでその時は途中からでも強くなったり弱くなったりする。話でロッソが倒れかけた時にウノとドゥエは罪悪感が高まって能力が強くなりましたという経緯

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