解放
「壊したい気持ち…気持ち。えい」
鎖に触るが…
「あれ?」
『気持ちが足らんぞ』
「だってあの時は瞬間的に出てきただけでその壊したい気持ちってどう湧き上がらせればいいんだよ」
『今までの鬱憤などがあるのではないか?それを全て思い出せ、なんなら思い出したくもない記憶でもいい』
「…黒歴史ってやつか。待ってな…思い出してくる」
『おう』
(思い出したくもない記憶か、あるんだよね…。この裏社会で生きていくしかない理由を作ったあれ。これなら十分その破壊の気持ちが出てくると思うんだけど…)
『ん?おぉ!すごい破壊の気持ちだな!』
「まぁね…」
『さすが俺が認めた器だな。一体何を思い出していたんだ?』
「別に…めっちゃ封じ込めていたい記憶」
『…そうか。では今度こそできるだろうな?』
「任せといて。今ガチでその壊すっていう気持ちがわかったわ」
『そうか。では、触れてくれ』
「あぁ」
ビギ
(触れた途端ヒビが!?)
『いい、いいぞ!もう少しで!』
バキンッ
「あっ!割れた」
『ハハッ!久方ぶりの自由はいいな!さて硝子。今戦いの真っ最中のようだな』
「え、うん。そうだけど」
『では俺がその戦況を破壊してやるぞ!』
「なぜそんな考えに!?」
『共鳴といってな。1人新たに神が目覚めると応えるように他の神も呼び起きる可能性があるのだ』
「そうなの?」
『うむ。中から見ていたがまだ目覚めていないのは5人?だったな、ならその者達が覚醒すれば状況は大きく変わるだろ?』
「そんなのあるんだ…」
『では、そろそろ行くぞ。戦場の本性を見せてやる時だ』
「動きが鈍くなって来てますよ?」
「そりゃ…いろんなとこ殴られてますからね!」
『杖ダ。受けトれ』
「ありがとうございます」
「まさかの銃弾も当たらないときたらかなりキツイ」
(またチャージしてもいいけど。それだと紅璃が耐えられるかどうか…)
『メーメ。メー!』
「『来た。神が!』ってことは…」
「その杖まじうざい!硬すぎだよな!」
「特注品のものですので。そこ!」
「くっ…そ!」
(まじこの見えない恐怖攻撃がうざったらしい!)
「紅璃!」
「あなたにも気絶してもらいますか」
「よぉ。待ってたか?ペスト野郎!」
「ここに来たということは…!」
「おっ。分かってる?目覚めましたよ私の神さま」
『これが今の戦場が。なかなか良い雰囲気ではないか!』
『ほウ。アレスとは…』
『お前はデイモスか!』
『どウモ』
「知ってるの?」
『知ってるもなにも同じ神話の神だぞ?』
「へ〜。でも今は敵だからね」
『分かっている!』
『あなたトハ余り戦イたくないノでスが』
『ひどいこと言うではないか!同じ神話の神と戦うなどめったにないからな。楽しませてもらうぞ!』
「というわけで。行くぞ」
「…来なさい」
どんどん覚醒させていくぞー!アレスはかなり元気いっぱいの大男です。どんどん絡みに行く




