来客
「どうぞ、入ってくれ」
「失礼します」
入ってきたのは目隠しをしたおしとやかな女性で、一通の手紙を持っていた
「えっと、貴方は?」
「あっ…ご紹介が遅れました。私は手紙屋『オラクル』の者。ライミルと申します」
「オラクルがなぜ?」
「審判の皆様に手紙があり届けに参りました」
「手紙?」
「はい」
「誰から…」
「ピュリフィケーション様からです」
「浄化から!?」
「なんで…」
「詳細はこちらの手紙に」
「あ、あぁ」
ピリッ
『こう文を差し出すもの久しぶりですね。失礼ですが率直に申しあげます。近々ですが我々がいる第三都市メキィガローシより貴方がたがいる第一都市アテナトネリーに参らせていただきます。着いた時には使者を送って私達が待っている場所に案内させます。それではまた。』
と綺麗な筆の字でそうつづられていた
(((えっっっ)))
「どうゆうことだ?」
「組織が管轄区域から出ることなんて…異例だぞ…」
「あ〜…ライミルさんお手紙ありがとうございます。」
「いえいえ、それでは私はこれで」
「オラクルを通しての手紙なんていつぶりだ?」
「さぁ、数年ぶりだな」
「しっかし、これまた…なぁ」
「なんでだ?」
「手紙の真意が分からん」
「また…これ」
「とりあえず何かあったということなんだろうけど…」
「使者が来るのを待つしかないな」
「とりあえず情報収集手分けしてみます?」
「そうしますか」
「賛成!」
「いいね〜!」
「それではチーム分けだけど二人一組だと1人余るんよな…」
「私、一人でもええで」
「いいのか那々実?」
「うん、こっちはいい情報屋知ってるね!」
「ごめんな、ありがとう!それではチーム分けだな」
<勢蔵幸大・咫村双人>
<津久間孤華・織寺御雨>
<水島波奈・翔家酪太>
<彩和田知香・清川昴介>
<水島紅璃・威手硝子>
「これでいいか?」
「異議なし!」
「御雨ちゃんと一緒だ!」
「そうだね!」
「え…勢蔵と…」
「たむよろしくな!」
「…」
「酪太もよろしく!」
「うい」
「すみちゃんよろしく〜」
「こちらこそ」
「威手ちゃんよろしくね〜」
「うん、よろしく!」
「よし!チームも決まったことだし。各自情報収集を手分けして頼んだ!」
「「「了解!」」」
新たな組織が2つ出てきました、そろそろ戦闘シーンを描きたいものですねぇ。ちなみにライミルが目隠ししてるのは手紙の内容を見ないようにするためで、オラクルの組織員は皆目隠ししてます。