合流のち、地下へ
〜情網達〜
「よし、夜叉から連絡があった。入るぞ」
「分かった」
「お〜い。紅璃、酪太。行くよ〜」
「……」
「……」
「ねぇ、たむ。何してんの。アレ」
「あれは。アリで遊んでんだろうな」
「なんでぇ…」
「あ、咫村って言ったな。少し中に入ってる。お仲間を連れてきてくれ」
「分かりました。連れてきます」
「おい。行くぞ酪太。紅璃も」
「ん。やっとか」
「さっき呼んだんだが聞こえなかったか?」
「全く」
「はぁ、なんでアリなんかで遊んでんだよ」
「いやなんかな。面白い動きするもんだから」
「そうそう」
「分かったから行くぞ。夜叉さんとかが待ってるんだから」
「「は〜い」」
「すまない。連れてきた」
「全員そろったな。夜叉達と合流する。警備員は全員無力化してあるから、そうそう見つからないから安心しろ」
「情網。防犯カメラも夜叉が切ったんだよな」
「あぁ、だから数時間は確実に持つはずだ」
しばらく歩いていくと。地下に続くと思われる階段の前に夜叉と黒曜が立っていた
「あっ、来た来た。こっちよ〜」
「よう黒曜。何とかなってるな」
「もちろんよ。皆おねんねしてるんだから」
「これが、地下に行ける階段か」
「えぇ、来る前に少し周りだけ見てみたけれど。これと言った書類とかはないわ」
「地下にゆかねば分からぬ」
「ならさっさと行こーぜ。行かなきゃ分かんないならそうするしかねぇだろうが」
「そうだな。行くか!」
カツカツと8人は階段を降りていく。階段はかなり続いていた
「長いな」
「予想よりもずっとな」
「本当。かれこれ数分は降りてますわね」
「いや、そうでもない。明かりが見える。階段にある電気の色じゃない」
「マジじゃん咫村」
「となると、ここが」
「地下一階ということになるな」
「資料では関係者しか潜り込めない。言うなりもっと地下に行くための関門ってことだね」
「でも、どう行くか」
「こうゆう時はわたしに任せなさい。あそこにいる監視役の警備員さんと周りの警備員さんも眠らせるわ」
「眠らせる?」
「可能なのか?」
「もちろんよ。あ、審判の皆さんは知らないんでしたっけ。私。黒曜宵闇は夢を操れるの。もちろん、夢を観させることも可能よ」
「もしかして」
「そう。私の神様の能力よ。夢の神、オネイロスっていうの。だけど、彼って全然出て来てくれなくて…ずっと寝てるのよね」
「黒曜…!今それいいから、早く眠らせてくれ」
「分かってるわよ。そーれ」
「あの。先ほどから何か。おかしくありませんか」
「おかしい?何がだ」
「いや、とても…ねむ。く…て」
バタリ
「お、おいっ!な…ん…で…」
バタリ
「ふふ〜ん。このくらい余裕よ!」
「おっそろしい能力だな。敵じゃなくてよかった」
「眠らせるのって、かなり即効性?」
「たぶんそうかしら。でも、神様を持ってる人でも個人差あるのよね。最短で5分くらいかしら」
「黒曜の能力は殺傷能力はないが、無力化の能力に長けていてな。かなり厄介なのだぞ?」
「そうよ〜なんなら。夢の内容まで決められるの。悪夢を見せることだって可能よ」
「雑談はそれぐらいで、先行くぞ」
「なにも。無さそうだな」
「警備員からカード貰ってて正解だったようだな」
「おい!時間ないんだ。早く行くぞ!」
「情網さん張り切ってるねぇ」
「いやいや。時間ないのは事実だから」
「ん?」
「どうした酪太」
「いや、なんか気配というか。殺気?」
(地下2階に続く階段から…待て。今、光ったよな。あ、しまった!情網が狙われてるのか。いや、夜叉が気づいてるな)
「情網!」
「え、」
ビュンと何かが高速で情網と夜叉の横をかすめる
「あぶ…すまない夜叉。助かった」
「いや、大事なければよい」
「おい。これ、電子機器を固めた物だ」
「波電。どこから来たか分かるか?」
「いや、かなり複雑に固められている…だが。少し、分からないものが含まれているようだ。最下層に行けば…何か分かるかもしれません」
「そうか…そんじゃ、気を取り直して。地下2階に行くか」
「待て。情網」
「んだよ。夜叉」
「一つ。申したいことがある。我からというよりは黒曜からだが」
「そうそう。この施設に入ってから誰かに見られてる気がするのよ」
「防犯カメラじゃないか?」
「それとは違うわ。私達を追い返そうとする。そんな意思を感じられるの」
「だな。さっきも殺気がすごかったからな」
「……全く分からなかったが」
「とりあえず。気に留めておく程度でいいわ。行きましょうか」
正月満喫してたらめっちゃ更新できなくて申し訳ない。まぁ、本番は3階ぐらいからだから、一階はあのメンツなら余裕で突破よ!




