とある情報屋のお得意様
<鷹樹那々実>
「さて、行きつけの所でも行きますか」
と歩き出し。路地裏に入り迷路のように複雑な道をスイスイと慣れている足取りで進む。右へ左へと進み、少し広いところに出る
「ここから、ブーツが描いてある看板だっけ?」
周りの建物を見回す
「あったあった、あれだ」
小さな看板にはブーツが描いており、その隣には扉が1枚
コンコン
「錬金術では水銀。占星術では水星を指す。これいかに?」
「…ヘルメス」
「正解」
ガチャ
「まったく。凝ってるねぇ」
扉の中は薄暗く夜に浮かぶ月の光と微かなる電球の光だけが部屋の中を照らしていた。そして窓辺にあるテーブルと椅子。そこに男が1人座っていた
「やはりあなたでしたか那々実さん」
「どうもレンダー。またそのスーツ着てるの?」
そのスーツとは一般的な黒の上下スーツであった
「同じのを何着も持っているのですよ。それで、何を求めてここへ?」
「浄化の情報はある?」
「えぇ、ありますよ」
「教えて!」
「もちろんです。あなたのことはとても信頼していますし、お得意様ですのでね」
「やった!」
「入っている情報を簡単に繋げると、浄化の幹部がやられてそれが審判の仕業ということになってます」
「え?」
「ですがこの情報はかなり怪しかったので、私が調べてきました」
「え、天才?」
「そうかもしれませんね。私が獲得した情報ではまったく違って何者かに幹部がやられてその殺しに魂が絡んでるということです」
「でも魂って最近なんにも動きなかったような…」
「それは表面上です。調べてみたところ、かなり裏ではいろんなことをしていたそうですね。詳しくは分かりませんでしたが…」
「うそ〜、これまで干渉してこなかった三大組織が…」
「三大組織が戦うとこの国かなり荒れますよね」
「そうなんだよね、どうしたもんか」
「他の皆さんは?」
「皆で情報収集してる。一応浄化に関連する所重点的に行ってるらしい」
「そうなのですね。それと面白い情報が手に入ったのですが…聞きたいですか?」
「え、なにそれ。めっちゃ聞きたい」
「那々実さん。この国の有名な都市伝説をご存知ですか?」
「都市伝説?いや、詳しくはちょっと…」
「警察本部にある秘密組織についてはこの社会にいたら一回でも聞いたことはあるのではないですか?」
「あ〜、それなら聞いたことあるよ。本当かどうかも分からないんでしょ?」
「そうです。数々の情報屋が探し求めたが手に入らなかった情報」
「おっと、これもしかして」
「私、入手してまいりました」
新しい人物登場!情報屋のレンダー!上下黒のスーツを着こなし、入手困難な情報も取ってくるすごいヤツ。ちなみに、情報を入手してもらったり、もらうためにはそれ相応の信頼を築かないとダメらしい




