カメラを切りに
夜叉影は静かに行動を開始する
(先ほど警備員を制圧したのはちょうど防犯カメラの死角。だが、ここからは防犯カメラの数は跳ね上がる。故に)
「摩利支天よ」
『なにか用か?半身よ』
現れたのは夜叉に宿る神。摩利支天。韋駄天と同じく仏教の神であり。特徴的なのは3つの顔、三面であり。そして、猪に載っている
「防犯カメラをくぐり抜けるために。力を貸してくれぬか」
『無論』
「助かる。では…隠形」
そう夜叉が言った途端。まるでその場にいなかったかのように気配が消える
(この状態ならば、防犯カメラにも映らない。常人から見てだが、もしここに同じく神を宿す者がいれば。見破られてしまうやもしれぬ。早めに行かねば)
そこからは特に何事もなく警備室へ行くことができた
(ここが警備室か)
ガチャ
「やっと交代か?遅いぞぉ。あれ?いない、風でドアが開いたのか?全く、いつになったら交代が来るんだ」
(警備室には警備員1人だけか。なら、気絶させて。防犯カメラを切るか)
「ふぁ…ねむ」
「眠たいか?」
「そりゃ、眠たいさ。早く寝たい。待て、誰…」
ゴンッ
「ぁ…」
「よし。気絶したようだな。さて…」
(練習通りだと…ここをこうすればよいはず)
「ぬ?うまくいぬ」
『…夜叉よ。ここのボタンも押すのだぞ』
「ここか。すなぬな。これで…よし。防犯カメラが切れたのか」
(さっそく連絡をしなければ)
[黒曜]
[あ、はいは〜い]
[防犯カメラを切った]
[りょうか〜い。あ、それと。もう警備員結構無力化しちゃったのよ]
[まことか]
[本当よ。み〜んな。おねんねしてるわ。それよりも、外の子達に連絡しなさい]
[そうだな]
[情網]
[おっ。どうだ夜叉。うまくいったか]
[うむ。問題ない。警備員も黒曜が全て無力化してくれたそうだ。入ってきて大丈夫だ]
[了解。2人は先に地下室に続く階段の前に行っててくれ。すぐに行く]
[心得た]
『合流か』
「あぁ。ここからが本番だ」
『左様か。夜叉も腕が鳴るのではないか?』
「我が出る幕があればな。さて、黒曜の元へゆくぞ」
「黒曜」
「あら。来たわね。情網からはなんて?」
「先に地下室に続く階段の前にいろと」
「そうなのね。分かったわ。行きましょうか」
「そうだな」
「ところで、ちゃんと防犯カメラは切れたんでしょうね」
「う、うむ。なんとかな」
「ふ〜ん。ならいいけど。それと、情網達が来てから言いたいことがあるんだけど」
「何をだ」
「警備員達を眠らせてるときにね。なにやら見られてる気配がしたの」
「防犯カメラか?」
「いいや。そう言うのじゃなくて。行動を監視というか…防犯カメラとは違うのよ。だけどそうゆう感覚があって」
「…ならば話さなければな。もしもの時のためだ」
え〜、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!
気づけばもう1年経ちましたね…色々あったけど。この作品を読んでくれてとても嬉しいです!改めて今年もよろしくお願いします!




